〔米株式〕NYダウ反発、150ドル高=ナスダックは安い(18日午前)

4/18 23:26 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】18日午前のニューヨーク株式相場は、前日に売られた一部の半導体銘柄を中心に買い戻しが入り、反発している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時5分現在、前日終値比150.64ドル高の3万7903.95ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は38.68ポイント安の1万5644.69。
 前日は米半導体大手銘柄に売りが広がり、ダウはマイナス圏での取引となった。この日は、値頃感などから一部の半導体株を中心に買いが先行している。
 一方、米金融引き締めが長引くとの観測などを背景に米長期金利は上昇しており、相場の上値は重い。クリーブランド連邦準備銀行のメスター総裁は17日夕のイベントで、インフレ率はこの先も低下すると想定しているが、利下げについては、持続的に2%の目標に向かって低下するとの強い確信を得られてからとの見方を示した。米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は同日、別のイベントで、インフレ鈍化が停滞している可能性があるとの見解を表明した。
 米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが午前発表した3月の米景気先行指数は前月比0.3%低下と、市場予想(0.1%低下=ロイター通信調べ)を下回った。米労働省が朝方発表した新規失業保険申請は13日までの1週間で前週比横ばいの21万2000件。市場予想(21万5000件)よりも良い内容となった。
 ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループ、トラベラーズ、スリーエムなどが上げている。マイクロン・テクノロジーも堅調に推移。米ブルームバーグ通信は17日、米商務省がマイクロンに、60億ドル(約9300億円)超の補助金を交付すると報道した。一方、金融機関によって投資判断を引き下げられたテスラは3%超安と下げている。(了)

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最終更新:4/19(金) 0:26

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