情報BOX:パウエル米FRB議長の発言要旨

5/15 2:24 配信

ロイター

[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、インフレ率は2024年を通して低下し続けるとの見通しを示した。ただ、第1・四半期のインフレ率が予想を上回ったことを受け、こうした見通しに対する自分自身の確信は以前ほど強くないと述べた。

アムステルダムで開かれた銀行関連のイベントでの発言内容は以下の通り。

*米経済は非常に好調に推移

*米労働市場は非常に堅調

*家計は経済的に良好な状態

*消費者支出と設備投資は堅調

*多くの業界でなお人手不足

*これまでの米経済指標を見る限り総じて良好な状態

*労働市場はより良いバランスを取り戻しつつある

*労働市場は現在、パンデミック(世界的大流行)前とほぼ同じくらい引き締まっている

*労働市場は徐々に冷え込み、需給バランスは改善の兆し

*第1・四半期は米国のインフレに関するさらなる進展が見られなかった

*インフレ鎮静化の順調な進展は予想していなかった、忍耐強く政策の効果を待つ必要

*国内総生産(GDP)成長率は2%以上を維持すると予想

*労働市場は引き続きリバランスしつつも堅調さを維持すると予想

*インフレ率は昨年並みの水準まで低下すると予想

*インフレが再び低下するという確信は以前に比べ低下

*卸売物価指数(PPI)の数値はかなりまちまち

*(インフレがさらに持続するかとの質問を受け)FRBとしてはまだ分からない

*企業は引き続き人手不足を報告

*制約的政策によるインフレ抑制に予想以上に時間がかかる可能性がある

*インフレ率を2%まで低下させる

*政策金利を現行水準で長期間維持するかどうかが問題  

*政策金利は制約的

*金融政策が十分に制約的かどうかは時間の経過とともにわかるはず

*次の動きが利上げになる可能性は低い

*政策金利を当面維持する可能性の方が高い

*住宅インフレは幾分難しい問題

*市場金利の低下の影響が発現するまで、FRBが想定しているより長い時間がかかる

*問題はいつ効果がもたらされるかだ

*非住宅サービスインフレは最も時間がかかる可能性がある

*われわれは目標を達成できると確信している

*中銀にとって信頼性が全て

*パンデミック後の経済に誰もが驚いている

*インフレは真の進展を果たした

*米財政政策は持続不可能な道を歩んでいる

*移民が労働力不足を緩和

*長期的な中立金利としての自然利子率(Rスター)の妥当性は限定的

*政策策定の際に長期的な中立金利について漠然と考えているわけではない

*労働需要はかなり大きく冷え込んでいる

*賃金も低下している

*このことは、金融政策が制約的な可能性があることを示している

*金利はより長期にわたり現行水準に維持される公算

*米国の銀行システムは全体的に良好

*誤字を修正して再送します。

ロイター

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最終更新:5/15(水) 2:32

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