前場コメント No.7　ＦＰパートナー、ソラコム、市進ＨＤ、モンスターラボ、富士フイルム、ＮＥＣ

★10:18　 ＦＰパートナー－東海東京が新規に「買い」　乗合代理店業務が拡大へ
　ＦＰパートナー<7388>が3日続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、乗合代理店業務が拡大へと判断。投資判断を新規「Outperform」、目標株価を10000円でカバレッジを開始した。

　東海東京では、同社の高い成長性をポジティブに捉えている。成長要因は、1.乗合代理店事業の成長余地（募集形態の構造転換）、2.事業モデルの独自性（提携企業からの集客、保険に加え投資信託も販売）、3.「マネードクター」の拡大としている。

★10:20　 ソラコム－続落　ＳｏｌｌａｔｅｋがIoTプラットフォームSORACOMを採用
　ソラコム<147A>が続落。同社は10日に、Ｓｏｌｌａｔｅｋ（英国）がグローバル展開している商業用冷蔵システムのリモート監視・管理機能を強化するために、IoTプラットフォームSORACOMを採用したと発表した。

　採用の理由として、IoTプラットフォームSORACOMのコネクティビティの信頼性とカバレッジが評価されたとしている。なお、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★10:24　 市進ＨＤ－7日ぶり反落　今期営業益3％増見込むも利益確定の売り
　市進ホールディングス<4645>が7日ぶり反落。同社は9日、25.2期通期の連結営業利益予想を9.7億円（前期比2.3％増）に、年間配当予想を10円（前期は10円）にすると発表した。
　
　教育サービス事業では集客強化、DX活用によるサービス向上などに注力、介護福祉サービス事業では制度改正への対応、M＆Aなどに注力する。グループ全体の費用面については、業務効率の改善など引き続き経費統制に取り組む一方で、人材確保や新規拠点開発にも積極的に取り組むとしている。

　24.2期通期の連結営業利益は9.4億円（前年同期比5.3％増）だった。
　
　大学入試改革に対応した、小学校低学年からの講座、高校生講座の拡充をはじめ、生徒の状況に応じた、きめ細かい対応に注力し、コンテンツ事業をはじめとする教育関連事業の加盟校数も増加し、教育サービス事業が前の期比で大幅に増収増益で着地した。

　なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。

★10:33　 モンスターラボ－急騰　シンガポール社との提携によるWeb3活用支援が報じられる
　モンスターラボホールディングス<5255>が急騰。10日付の日刊工業新聞が、同社傘下のモンスターラボとシンガポール社の提携による、次世代のインターネット技術「Web3」の活用支援を報じたことが材料視されている。
　
　株価は前日比17％超上昇する場面もみられた。

★10:44　 富士フイルムＨＤ－底堅い　アストラゼネカと過去症例を検索できるシステムを開発
　富士フイルムホールディングス<4901>が底堅い。同社は9日、アストラゼネカ（大阪市北区）と、切除不能なステージIII非小細胞肺がん（以下NSCLC）に対する化学放射線療法（以下CRT）の過去症例を検索できる医療情報システムを共同で開発したと発表した。
　
　同システムは、医師がCT画像を入力し腫瘍の位置や検索条件を指定すると、データベースから腫瘍の中心の相対位置が近い過去症例を検索。医師が参照したい症例の放射線治療計画の情報を表示し、医師による放射線治療計画の作成を支援するとしている。

★10:54　 ＮＥＣ－底堅い　米国ＵＳＥＲｅａｄｙと国内初となる協業契約締結
　ＮＥＣ<6701>が底堅い。同社傘下のＮＥＣソリューションイノベータは10日9時、米国ＵＳＥＲｅａｄｙと国内初となる協業契約を締結したと発表した。
　
　ＵＳＥＲｅａｄｙのTableau Cloudマイグレーションアクセラレータ「STORM」を活用したサポートのもと、同社は「Tableau Cloudマイグレーションサービス」の提供体制を強化するという。これにより、国内において高まるTableau ServerからTableau Cloudへの品質と安定性を保ったマイグレーション需要に応えるとしている。