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【NISA】株価が安くて優良な「割安株」の見つけ方!会社の利益や資産に対して株価が割安かどうかを測る「PER+PBR+配当利回り」の3つの株価指標に注目!

4/5 21:21 配信

ダイヤモンド・ザイ

 【新NISA】”下がらない株”を見つけるには「PER」「PBR」「配当利回り」の3つをチェックしよう! 

●利益や資産と比べて株価が安いかどうかを判断しよう! 
業績が悪い場合は株価が安いまま低迷が続く可能性が大! 
 株を買うときには、値上がりしそう(儲かりそう)な株を探そうとするものだが、それだけでなく「株価が下がらない(損しない)株」を探す、という観点も持っておきたい。それでは、どんな株が「下がらない株」なのか。

 すぐに思い浮かぶのは「株価が安い株」かもしれない。「こんなに安ければ、これ以上は下がらないだろう」と思う人が多いからだ。実際、優良な株を株価が安いときに買うことができれば、儲けは大きくなる。

 それでは、株価が安くて優良な株(割安株)を探すにはどうすればいいか。おすすめは「PER」「PBR」「配当利回り」といった指標をチェックすることだ。

 PERは、会社の「利益」と比べて株価が安いかどうかを見る指標。株価が、1株あたりで当期利益の何倍まで買われているかがわかる。成長への期待が高いほど、PERは大きくなり、逆に成長への期待が低いほどPERが小さくなる。高成長にもかかわらずPERが小さいときは「割安感がある」と判断できる。

 続いてPBRは、会社の「資産」と比べて株価が安いかを見る指標だ。株価が、1株あたり純資産の何倍に評価されているかがわかる。PBRが1倍以下ということは、仮に、今会社が解散した場合に、会社から資産を株主に分配してもらえる金額よりも、株価が低く評価されているということになる。

 このPERとPBRの2つが、株価の割安感を判断する代表的な指標だが、それに加えて配当利回りも、割安感を測るのに役立つ。配当利回りは1株あたり配当金を株価で割って算出するため、配当金が変わらないなら、株価が安いほうが利回りが高く、おトクと言うことができる。

 ただし、これらの指標を見るときには注意しなければいけない点がある。

 「単に指標が安い水準というだけでは買いの理由にはなりません。なぜなら、安く放置されている株には、業績悪化などそれなりの理由があることが多いからです。業績の改善が期待できないと、いつまでも株価が安いままのこともあるので要注意。また、業種によって指標の水準は違うので、ほかの業種と比べてはダメです。たとえば、期待先行で買われる新興のバイオ関連株は、PERなどが高くなりがち。他業種のPERと比べても意味がありません」(ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さん)

 今回紹介した「PER」「PBR」「配当利回り」の3つの株価指標と、業績が上向きかどうか、株価指標の同業種の水準などもきちんと確認して“本当に割安でお得な株”を見つけよう! 

ダイヤモンド・ザイ

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最終更新:4/8(月) 15:26

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