ドル円は朝に上昇も、その後ドル高落ち着く=東京為替概況
ドル円は朝に上昇も、その後ドル高落ち着く=東京為替概況
今日のドル円は朝方145円44銭まで上昇。昨日海外市場で中東情勢などをにらみながら145円台でしっかりした動きを見せると、朝も流れが継続し、高値を付ける展開となった。昨日海外市場でユーロドルが1.15台後半から1.14台までユーロ安ドル高となるなど、ドルは全面高となっていた。
その後一転してドル売りとなった。ドル円はゆっくりと上値が重くなり、午後に入って145円00銭を割り込んだ。144円90銭を付けた後、ロンドン勢が参加してくる時間帯に入ってドル売りが収まり、145円00銭を挟んでの推移となっている。
昨日1.1470台を付けたユーロドルは朝方NY午後からのレンジ1.1475-1.1490を中心とした推移となった。その後ドル高一服もあって徐々に上昇し1.1500台を回復。
ユーロ円は昨日海外市場で対ドルでのユーロ売りに押されて166円70銭台を付けた流れもあり、朝は166円台後半での推移。その後ドル円の上昇もあって167円00銭台まで回復も、ドル円が高値から売られたこともあって、午後に166円70銭台を付けるなど上値が重くなった。
午後3時の英物価統計(5月)は、インフレターゲットの対象であり、注目度が最も高いCPI前年比が+3.4%と前回の+3.5%からは鈍化も、市場予想の+3.3%を上回った。この結果を受けてポンドは買いがやや優勢。昨日海外市場で1.3570台から1.3410台まで大きく下げたポンドドルは少し戻して1.3440台で英CPIを迎え1.3460台まで上昇した。ポンド円はドル円の下げもあって東京市場で195円30銭台から194円70銭台まで下げていたが、195円20銭台まで上昇。
MINKABUPRESS 山岡
みんかぶ(FX)
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最終更新:6/18(水) 15:43