日経平均174円安と4日ぶり反落、売り一巡後は米株価指数先物高で下げ渋り=14日前場

2/14 11:47 配信

ウエルスアドバイザー

現在値
ニッスイ914.4+10.10
マルハニチ3,310+44
王子HLD646.5+7.90
北越コーポ1,390-25
古河電工5,728-233

 14日前場の日経平均株価は、前日比174円17銭安の3万9287円30銭と4日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同1.08ポイント高の2766.67ポイントと3日続伸した。現地13日、トランプ米大統領は貿易相手国に対して同水準の関税を課す相互課税を導入し、同政権の通商・経済チームが精査した上で発動するとした。即時の実施ではないことから、関税による経済への過度な警戒感が後退する格好となり、NYダウが反発、ナスダック総合指数は続伸。ただ、日本株は為替相場が円高に振れたこともあり、売り優勢で取引を開始した。いったんは上げ転換する場面もみられたが、上値は重く、日経平均は午前10時27分に、同251円79銭安の3万9209円68銭を付けた。その後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに下げ渋った。

 東証プライム市場の出来高は10億1887万株、売買代金は2兆5035億円。騰落銘柄数は値上がりが556銘柄、値下がりは1030銘柄、変わらずは52銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。王子HD <3861> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株や、ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株が下落。古河電工 <5801> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、味の素 <2802> 、JT <2914> などの食料品株も安い。帝人 <3401> 、東レ <3402> などの繊維株や、中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> などの医薬品株も軟調。伊藤忠 <8001> 、三菱商 <8058> などの卸売株や、SMC <6273> 、菱重工 <7011> などの機械株も弱い。一方、日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、東ガス <9531> 、大ガス <9532> などの電気・ガス株が高い。

 個別では、LTS <6560> 、ミガロHD <5535> 、フロンティM <7038> 、ファインD <3649> 、GENOVA <9341> が下落。半面、GMOインタ <4784> 、ペプチドリム <4587> 、PKSHA <3993> 、ライオン <4912> 、TOPPAN <7911> などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:2/14(金) 11:47

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