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【これからの見通し】今週の材料は一通り出揃った、週末に向けた値動きをチェック

5/17 15:53 配信

みんかぶ(FX)

【これからの見通し】今週の材料は一通り出揃った、週末に向けた値動きをチェック

 今週は米PPIとCPI、小売売上高、そして昨日の新規失業保険申請件数、輸入物価、鉱工業生産など一連の米経済統計の結果に振り回された。PPIとCPIでは予想からのわずかな乖離結果にとどまったことで、市場のインフレ鈍化シナリオが勢い付いた。米FOMCの9月利下げ観測が広がり、米債利回り低下とともにドルが下落。ドル円は156円台から153円台まで下げた。

 しかし、その後はドル売りは一服している。昨日の一連の米経済統計群では輸入物価・輸出物価などが上振れした。また、前回悪化した新規失業保険申請件数がやや改善した。バーキン・リッチモンド連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁などからは利下げに慎重な姿勢も示されており、ドルの買い戻しを誘った。きょうの東京市場で、ドル円は156円目前の水準まで買い戻されている。

 きょう発表される米経済指標は、景気先行指数(4月)が予定されている程度だ。目先の米国発の材料は出尽くした感がある。この後の海外市場ではユーロ圏消費者物価指数(確報)(4月)、スイス鉱工業生産指数(2024年 第1四半期)、香港実質GDP(確報)(2024年 第1四半期)、カナダ国際証券取扱高(3月)などの発表が予定されている。ただ、相場全体に影響を与えるようなインパクトには欠けそうだ。

 発言イベント関連は、比較的豊富だ。バスレ・スロベニア中銀総裁、デギンドスECB副総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、マン英中銀委員などの講演、オーストリア中銀総裁、スロベニア中銀総裁、ラトビア中銀総裁などの会議出席、ウォラーFRB理事、の会議出席、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁のサンフランシスコ大学卒業式でのスピーチなどが予定されている。

 この後の海外市場では、総じて材料不足となりそうだ。週末に向けた値動きを冷静にチェックすることとしたい。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

みんかぶ(FX)

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最終更新:5/17(金) 15:53

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