日経平均は310円程度安、売り一巡後は下げ渋り=17日前場
17日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比310円程度安い3万8260円前後で推移する。現地16日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がそろって反落したことに加え、外国為替市場でドルやユーロに対し円高方向に振れていることもあり、朝方から売りが先行。午前9時25分には、同492円34銭安の3万8080円26銭を付けている。売り一巡後は、下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比335円安の3万8335円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇している。バンナム <7832> 、大日印 <7912> などのその他製品株や、MS&AD <8725> 、東京海上 <8766> などの保険株が下落。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株も安い。OLC <4661> 、リクルートH <6098> などのサービス株や、東レ <3402> 、ゴルドウイン <8111> などの繊維株も軟調。三井不 <8801> 、菱地所 <8802> などの不動産株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株も弱い。一方、中部電 <9502> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株や、日本紙 <3863> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株、日本製鉄 <5401> 、神戸鋼 <5406> などの鉄鋼株が高い。
個別では、任天堂 <7974> 、東建物 <8804> 、日シス技術 <4323> 、デジアーツ <2326> 、FPパートナ <7388> が下落。半面、ラクーンHD <3031> 、GMOインタ <4784> 、日野自 <7205> 、ネクセラ <4565> 、霞ヶ関キャピ <3498> などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の前半(16日は156円18-20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の前半(同160円82-86銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/17(金) 10:07