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<新興国eye>前週のインド株、リライアンスの目標株価引き上げや金融株高を受け続伸=BRICs市況

4/1 9:06 配信

ウエルスアドバイザー

 前週(3月26-28日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の28日終値は前日比0.9%高の7万3651.35、週間ベースでは22日終値比1.13%高と、続伸した。
 
 週明け25日は「ホーリー祭」の祝日のため、休場。取引が再開された翌26日は指数が下落。27日は反発した。28日も続伸。
 
 週前半は、休み明け後、取引が再開されたが、前週の相場上昇を受け、高値警戒感から利食い売りが強まった。指数の構成ウェートが高い複合企業大手リライアンス・インダストリーズとHDFC銀行に加え、営送電大手パワー・グリッドと通信大手バーティ・エアテルが下げをけん引。医薬品大手マンカインド・ファーマも親会社による持ち株売却の観測で急落した。
 
 週後半はリライアンス・インダストリーズが米証券大手ゴールドマン・サックスによる目標株価の引き上げを受け、急騰、上げをけん引した。また、ゴールド・ローン(金を担保にした融資)関連取引の制限を受けているノンバンクのIIFLファイナンスも一部制限緩和を受けて急騰した。その後は、金融とITが上げをけん引。ただ、引けにかけて利食い売りが強まったため、上値は限られた。個別銘柄では金融大手のバジャジ・フィンサーブとバジャジファイナンスが傘下の住宅部門のIPO(新規株式公開)を検討しているとの憶測で買われた。
 
 週末29日は「聖金曜日」の祝日のため、休場。
 
 今週(1-5日)のインド市場は中東紛争やウクライナ戦争、中東・紅海でのイエメン武装勢フーシ派による船舶攻撃、西側の対ロ制裁などの地政学的リスク、原油価格の動向、世界経済、特に米・中・欧の景気動向や金融政策、米中関係、インド国内のインフレ動向、主要企業ニュース、インド準備銀行(中銀)の金融政策決定会合(5日)も注目される。主な経済指標の発表予定は2日の3月日経インド製造業PMI(購買担当者景気指数)や4日の3月日経インド非製造業PMIなど。
 
<関連銘柄>
 インドNIF <1678> 、インドブル <2046> 、インドベア <2047>
 
(イメージ写真提供:123RF)
 

ウエルスアドバイザー

最終更新:4/1(月) 9:06

ウエルスアドバイザー

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