アジア株　軒並み下落、香港株は大幅続落

東京時間18:16現在
香港ハンセン指数　　 16248.97（-351.49　-2.12%）
中国上海総合指数　 3007.07（-50.31　-1.65%）
台湾加権指数　　　　 19901.96（-547.81　-2.68%）
韓国総合株価指数　 2609.63（-60.80　-2.28%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 7612.49（-140.03　-1.81%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 72874.69（-525.09　-0.72%）

　１６日のアジア株は軒並み下落。３月の米小売売上高の強さを受けて、米長期金利が上昇するとともに、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）による利下げが後ずれするとの見方が広がった。これを受けて米国株が下落するとともにアジア株も全般に売りに押された。香港株は大幅続落。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動させている。米国での利下げ後ずれは、香港株でも利下げの後ずれにつながるため、幅広い銘柄が売られた。中国の第１四半期ＧＤＰは市場予想を上回ったものの、中国の３月の小売売上高や鉱工業生産は予想を下回るなど、まちまちの結果となった。中国景気への警戒感などから上海株は大幅反落。タイ市場は休場。
　　　
　上海総合指数は大幅反落。金属採掘会社の紫金鉱業集団（ズージン・マイニング・グループ）、保険大手の中国人寿保険、鉱物生産会社の山東黄金礦業、建設機械メーカーの三一重工、船舶部品メーカーの中国船舶重工、酒造会社の貴州茅臺酒が売られた。
　　　
　香港ハンセン指数は大幅続落。光学機器メーカーの舜宇光学科技（サニー・オプティカル・テクノロジー）、カジノ・リゾート経営の金沙中国（サンズ・チャイナ）、再生エネルギー製品メーカーの信義光能（シンイー・ソーラー）、医薬品メーカーの中国生物製薬（シノ・バイオファーマシューティカル）、機械メーカーの創科実業（テクトロニック・インダストリーズ）が売られた。
　　　
　豪ＡＳＸ２００指数は大幅続落。銀行大手のオーストラリア・コモンウエルス銀行、資源・鉱山会社のＢＨＰグループ、小売りチェーンなど多角経営企業のウェスファーマーズ、不動産会社のグッドマン・グループ、ギャンブルマシン製造・販売のアリストクラート・レジャーが売られた。