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三原じゅん子氏、ランクル盗難「被害の全貌」…深夜2時、ボディごとやられた恐怖を告白「犯人は乗り慣れている」

4/13 8:02 配信

マネー現代

目の前にあるはずのものがない

(文 現代ビジネス編集部) トヨタの高級車であるランドクルーザーの盗難が相次いでいる。今年1月には、1000万円で購入したランクルの盗難被害をお伝えしたばかりだが、2月には東京都の足立区をはじめ、首都圏でプラドを含む複数の盗難被害がSNSなどを通じて確認されている。

 犯罪が多発するなか、4月3日の午前2時ごろに盗難に遭い、翌4日に自身のX(旧Twitter)で被害を訴えたのは参議院議員の三原じゅん子氏だ。

 神奈川県横浜市の自宅付近の防犯カメラには、前の車に先導されるように、三原氏が所有するランクルが運び出されている様子が映っていたものの、犯人の特定にはいまだ至っていない。

 「(盗まれたことを知って)あっけにとられるっていうか、もう何が起きたんだろうっていう感覚です。前の日の夕方に乗って帰ってきて、次の日のお昼頃に主人とふたりで家を出たら、目の前にあるはずのものがない。『あれ、どっか置いてきた? 』って思わず(主人に)聞いて。

 ふたりで盗まれたんだって気づくまでに何秒か、かかりました。まさか自分がっていうのは、(被害に遭われた)みなさんがそう思ってるだろうけれども、頭の中を整理するまでに何秒間かかって、それで警察だって。110番をしました」

 提出した被害届はすぐに受理されたものの、現在(2024年4月9日)に至るまで盗まれた車の状況や犯人に関する警察からの連絡はなく、自身が知るほとんどが報道関係から提供された情報だという。

 警察からナンバーが見つかったなどの報告はあったのか? という質問に「まったくない」と話す三原氏だが、一方で近隣から提供された防犯カメラに映る犯行には「ランクルに乗り慣れている」と分析する。

 「まず我が家から、右から出るっていうのは、ランクルを1回切り返さないと、とても出られない道幅なんですね。

 左だったらすぐ出れるのに、そっちじゃなく、そこをスムーズに出ていって。その後の運転を見てもやっぱりスムーズなんです。あんな狭い道を。ランクルは初めて乗ったときは、戸惑うと思うんです。だからもう、(ランクルに乗り慣れている)プロの仕業だとしか思えない」

私のランクルだけが目当て

 実兄の影響で幼少期にはミニカーで遊び、中学生・高校生の頃には一見しただけで車の種類が分かったと、『LEON』のインタビューでも大の車好きを明かした三原氏は、18歳で自動車免許を取得した数年後に、レーシングドライバーとしてさまざまなレースに出場した経歴の持ち主だ。

 事故によるケガの影響でレース出場はあきらめ、モータースポーツからは距離をおいた生活を送っていたものの、政治家に転身後は『オートバイ議連事務局長』や『モータースポーツ振興議連事務局長』を務めるなど、車そのものはもちろん、車を通じて楽しむことへの思いは強い。

 今回、盗難に遭ったランドクルーザー200zxは、約5年前に購入した中古の2018年モデルのもので「かっこいいのがあって」と決めたという。「車がバラバラにされず、そのままの形であっても残っていてくれたら」と愛車へ愛着を口にする。

 「(警察に通報した)その後もただボーッとして。ふたりとも口をきけなかった。

 鑑識さんが先に来て、(警察が来たのは通報してから)30分後ぐらいかな。その間(主人と)ふたり、ただ、その辺をウロウロ歩き回って、どこに防犯カメラがあるんだろうって。ご近所さんの防犯カメラを見て回ったり、思わず座り込んだり。

 他の車があったにも関わらず、私のランクルだけを持っていったってことは、その意図はランクルが目当て。ランクルだけを追っかけてきたんだろうなと。後付けられてたんだなとか、そのために(自宅周辺に)来られてたんだなっていうのがね。本当にそれがね、気持ち悪くて。

 下見とかをしてて、その先頭車を(映像)で見たんですけど、この車できっと来てたんだろうなとか思うと身震いします」

 三原氏の話では、3年ほど前に一度だけ自身と近隣住人が所有する車の防犯ブザーが夜中に鳴る騒ぎがあったというが、それ以外には怪しいと思う人物も見かけたことはなく、盗難被害の前夜に至るまで「本当に静か」な地域だったという。

 閑静な住宅街で起こった盗難だが、人通りが少なく治安も良いとされている場所は、犯罪者から見れば格好のスポットと言えるのかもしれない。それゆえ今回のみならず、これまでに報道されたランクル盗難の犯行映像をきっかけに、防犯カメラの設置を増やした地域もあるだろう。

 三原氏はスマートキーの電波を感知し増幅させてロックを解除するリレーアタックへの防犯対策はしていたと語っており、トヨタも盗難防止のためのセキュリティシステムをアップグレードするなどの対策を高じている。

 しかし、4月8日に東京都町田市で起こった同車の盗難被害では、自宅の駐車場周辺に設置した6台の防犯カメラのうち、1台のレンズをテープのようなもので覆って犯行に及んだのちに、車内に設置していた所有者のGPSを遮断して行方をくらませている。

 万全の防犯対策も「お構いなし」といった態度で盗み取っていく犯罪者たちに、もはや打つ手なしと思いたくもなるが、所有者やメーカーと犯罪者との止まらない“イタチこっご”から抜け出せる対策はあるのだろか。そんな疑問を問いかけたところ、三原氏から意外な答えが返ってきた。

 その詳細は<【後編記事】三原じゅん子氏、ランクル盗難「恐怖の全貌」告白後に語った「これから私にできること」…刑は何においても抑止効果にはなる>で明かす。

マネー現代

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最終更新:4/13(土) 8:02

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