<IPOも崩れる>
新年同に入り、グロース市場が崩れている。東証グロース市場250指数は750ポイント近辺から一気に680ポイント台まで下落。地政学リスクなども浮上して東京市場全般の風向きが変わってきていることで、グロース市場は投資マインド悪化に大きな影響を受けてしまっている。
グロース市場は主力級銘柄のほか、3月末に大盛り上がりとなったIPO(新規上場)も環境が変化。4日に上場したアズパートナーズ <160A> (スタンダード)(サービス)は初値こそ大きく上昇したものの、その後に急落。週末には2000円割れ目前まで下落してしまった。3月末に上場した銘柄は初値上昇後、その後も人気が続いたが、4月はそれらにも売りが先行している。来週は2銘柄が上場予定で、アズパートナと同様に初値形成後の動きにリスクが指摘されている。
<当面は様子見か>
既上場銘柄でもQPS研究所 <5595> 、ispace <9348> の宇宙関連、AI(人工知能)関連も厳しい情勢にあり、テーマ株からも資金が流出。リスク回避の流れとなるとグロース市場に出番はなく、当面は様子見が必要となりそうだ。
個別ではキャッシュレス関連のGMOフィナンシャルゲート(GMOFG) <4051> やネットスターズ <5590> 、設備投資関連の西部技研 <6223> 、JRC <6224> あたりをマークしておきたい。(小泉健太)
提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:4/5(金) 17:15
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