アジア株 上海香港は上昇、中国不動産100社の10月住宅販売が今年はじめて増加 財新PMIは50回復
アジア株 上海香港は上昇、中国不動産100社の10月住宅販売が今年はじめて増加 財新PMIは50回復
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 20521.02(+203.69 +1.00%)
中国上海総合指数 3297.50(+17.58 +0.53%)
台湾加権指数 22478.95(-341.48 -1.50%)
韓国総合株価指数 2554.15(-2.00 -0.08%)
豪ASX200指数 8083.10(-76.93 -0.94%)
アジア株はまちまち。
韓国、豪州は下落。休場明け台湾株は大幅安、きのうは台風接近に伴い臨時休場だった。前日の米株大幅安が嫌気されている、きのうのナスダックは2.7%も下落した。マイクロソフトやメタなどのハイテク企業の決算をきっかけに調整売りに押されたもよう。
今夜は米雇用統計、来週は米大統領選とFOMCがあり、為替相場も株式市場も波乱な展開が予想される。アジア市場でも来週は重要イベントが予定されている。中国全人代常務委員会に豪中銀政策金利と四半期経済報告。中国消費者物価指数と生産者物価指数。中小企業を対象とした財新の非製造業PMIもある。
豪州の雇用統計は力強い内容となった一方で、インフレは3年ぶり低水準に鈍化している。ブロック豪中銀総裁がタカ派姿勢を緩和させるかが注目される。中国では追加支援策や景気回復期待よりもトランプ復活が注目されている。トランプ氏は米大統領に返り咲いた場合、中国に高い関税を課すと表明している。
香港株は反発、中国住宅統計や財新PMIが好感されている。不動産株が総じて上昇。中国海外発展は4.2%高、恒隆地産は3.9%高、華潤置地は3.3%高、龍湖集団は2.9%高、恒基兆業地産は2.4%高。
中国不動産上位100社の10月住宅販売額は前年比7.1%増の612億ドルと、9月の37.7%減から反転、ことし初めての増加となった。前月比では73%も急増した。不動産開発会社大手の中国海外発展の10月契約済み物件は前月比121%急増、華潤置地は83%増加した。9月末の一連の不動産支援策の効果が出始めたようだ、10月はじめの大型連休中には住宅購入希望者が殺到した。
きょう発表された中小企業を対象とした財新の10月製造業PMIは50.3と予想外の50回復となった。きのうの製造業PMIに続いて10月は回復に向かっていることが示唆された。
上海市場でも保利置業集団や金地集団、信達地産、北京北辰実業など不動産株が総じて上昇している。
みんかぶ(FX)
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最終更新:11/1(金) 11:20