アジア株市況-上海総合指数は続伸 設備更新・買い替え促進策が拡大実施へ

1/8 18:01 配信

トレーダーズ・ウェブ

 アジア株はまちまち。上海総合指数は続伸した。安く寄り付いた後に心理的節目の3200ポイントを割り込み、前引けにかけて下げ幅を拡大した。トランプ米次期大統領の就任を今月20日に控え、米国の対中政策を巡る警戒感からリスク回避の動きが優勢。ただ、後場に入ると指数は上向きに転じ、再び3200ポイントに乗せると、終盤は前日終値を挟んでもみ合った。中国当局の景気刺激策を好感する買いが下値を支えた。中国の国家発展改革委員会と財政部はこの日、デジタル製品の新たな購入補助を行うなど、大規模な設備更新と消費財の買い替え(以旧換新)を促進する政策を2025年に拡大実施すると明らかにした。

 香港ハンセン指数は3日続落。前場に一本調子で下げ幅を拡大。後場にやや値を戻したものの、終値ベースで昨年11月26日以来およそ1か月半ぶりの安値を更新した。1月7日発表の米経済指標が予想を上回る強い結果となったことで米長期金利が上昇し、米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに一段と慎重になるとの懸念が強まった。前日に続いて米国と中国の対立激化が警戒され、幅広いセクターで売りが優勢となった。米国防総省が7日付の官報で公示した「中国軍事企業」リストに多数の中国企業が収載され、中国商務部などが「強烈な不満」を表明した。


ハンセン
 19279.84 -167.74(-0.86%)
レッドチップ
 3611.07 -19.52(-0.53%)
上海総合
 3230.17 +0.52(+0.01%)
台湾加権
 23407.33 -243.94(-1.03%)
韓国総合
 2521.05 +28.95(+1.16%)
ムンバイSENSEX(取引中)*
 78046.27 -152.84(-0.19%)
タイ SET(取引中)
 1383.28 -7.6(-0.54%)
ジャカルタ総合(取引中)
 7084.69 +1.41(+0.01%)
マレーシアFBM KLCI(取引中)
 1615.42 -14.37(-0.88%)
フィリピン総合
 6496.72 -48.66(-0.74%)
シンガポールST(取引中)*
 3879.79 +51.62(+1.34%)
ベトナムVN
 1251.02 +4.07(+0.32%)

17時52分現在
*は15分遅れ

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最終更新:1/8(水) 18:01

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