前場コメント No.7　ＭｏｎｏｔａＲＯ、コメダ、トレファク、ライフコーポ、ボードルア、湖北工業

★9:40　 ＭｏｎｏｔａＲＯ－急騰　3月度の売上高6.6％増　新規顧客獲得数は前月比で増加
　ＭｏｎｏｔａＲＯ<3064>が急騰。同社は10日、3月度の売上高は速報値で240億3500万円（前年同期比6.6％増）だったと発表した。新規顧客獲得数は9万2900アカウントとなった。

　2月度は218億5700万円（同14.6％増）、8万3000アカウントだった。株価は新規顧客獲得数が前月比で増加したことが好感され、買いが入っている。

★9:42　 コメダ－3日続落　今期営業益7％増見込むもコンセンサス下回る
　コメダホールディングス<3543>が3日続落。同社は10日、25.2期通期の連結営業利益（IFRS）予想を93.5億円（前期比7.3％増）に、年間配当予想を54円（前期は53円）にすると発表した。コンセンサス予想は95.3億円。
　
　中計に基づき、既存モデルの拡充、新しい共創価値の追求、財務価値の維持拡大を目的とした各種施策を実施するとしている。
　　
　24.2期通期の連結営業利益（IFRS）は87.2億円（前年同期比8.6％増）だった。各種コラボメニューの販売や、コメダグループ1000店舗を記念した企画の実施などの取り組み、2022年9月に実施したFC加盟店に対する卸売価格の値上げなどの効果が寄与した。

　株価はコンセンサスを下回る計画が嫌気されて売りに押されている。

★9:42　 コメダ－3日続落　46万株・10億円を上限に自社株買い　割合は1.0％
　コメダホールディングス<3543>が3日続落。同社は10日、46万株・10億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月15日～8月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.0％となる。

　株価は同日発表の決算が嫌気されて売りに押されている。

★9:43　 トレファク－新高値　今期経常益10％増見込む　27.2期経常益46億円めざす
　トレジャー・ファクトリー<3093>が新高値。同社は10日、25.2期通期の連結経常利益予想を37.3億円（前期比10.2％増）に、年間配当予想を32円（前期は28円）にすると発表した。既存店の売り上げ増加を見込む。新規出店は連結で過去最多となる30店を計画している。

　24.2期通期の連結経常利益は33.9億円（前の期比29.3％増）だった。物価高による節約志向を背景にしたリユースへのニーズを取り込み、販売件数と1件単価が伸びた。

　併せて、中期経営計画を修正することも発表した。27.2期の計画を新たに作成し、同決算期は売上高503億円、経常利益46億円、年間配当40円を見込むとしている。

★9:46　 ライフコーポ－7日ぶり大幅反落　今期営業益2％増見込む　前期は26％増
　ライフコーポレーション<8194>が7日ぶり大幅反落。同社は10日、25.2期通期の連結営業利益予想を247億円（前期比2.4％増）に、年間配当予想を100円（前期は90円）にすると発表した。第7次中計に基づいた施策に取り組み、企業価値の向上と持続的な成長をめざすとしている。

　24.2期通期の連結営業利益は241億円（前年同期比26.0％増）だった。生産性の向上、コスト最適化の取り組みが計画以上の成果につながる中、将来に向けた積極的な投資を推進したことが寄与した。

　なお、株価は前期の大幅増益着地に対して今期の見通しが保守的との見方から、売りが優勢となっている。

★9:51　 ボードルア－5日ぶり反落　今期営業益21億円を見込む　前期は16億円
　ボードルア<4413>が5日ぶり反落。同社は10日、25.2期通期の連結営業利益（IFRS）予想を21.3億円にすると発表した。同社は25.2期1QよりIFRSを任意適用するため、前期との比較はできない。

　引き続き専門人材・高度専門人材割合の増加により、エンタープライズ顧客および先端技術分野の拡大深耕を図り、業績は堅調に拡大するものと見込むという。

　24.2期通期の連結営業利益（日本基準）は15.7億円（前年同期比60.7％増）だった。検収時期が25.2月期にまたがる案件を一部優先して獲得したほか、先行投資を実施したものの、高い成長率で着地した。

　株価は、小安く始まった後に大きく下げる場面があったが、売り一巡後は切り返して急速に下げ幅を縮めており、強弱感が交錯している。

★9:54　 湖北工業－3日続伸　米グーグルが日米間海底ケーブル新設に1500億円を投資
　湖北工業<6524>が3日続伸。米グーグルは11日、日本へのデジタルコネクティビティの拡張に1500億円（10億ドル）を投資し、2023年10月に発表した太平洋接続構想の拡張および新たな2つの海底ケーブル（ProaとTaihei）を構築すると発表した。

　ＫＤＤＩ<9433>、丸紅<8002>系のアルテリア・ネットワークス、ＣＩＴＡＤＥＬ　Ｐａｃｉｆｉｃ、北マリアナ諸島自治連邦区と協力して構築するとしている。

　発表を受けて、海底ケーブル事業を手がける同社に恩恵があるとの見方から、買いが入っている。