債券は上昇か、米国債が反発-日銀利上げ観測や流動性供給入札は重し

4/18 7:49 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 18日の債券相場は上昇が予想されている。米国債相場が20年債の入札堅調や押し目買いで反発した流れを引き継ぐ。一方、日本銀行の追加利上げ観測や流動性供給入札は重しになる。3月に長短金利操作とマイナス金利政策の同時撤廃に反対した野口旭日銀審議委員の講演が注目される。

三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、米債上昇を受けて反発して始まった後はやや上値が重くなるとみる。流動性供給入札は「超長期債が対象のため強い需要があるか不透明で、長いゾーンの金利は低下が持続する感じでもない」と述べた。

同氏はまた、野口審議委員の講演について「ハト派の委員で、市場もそのような内容を想定しているとみられ、相場への影響は限定的」と述べ、日銀決定会合内での政策姿勢の位置を確認する程度と指摘した。

同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.855~0.885%(17日は0.885%で終了)、先物中心限月6月物は144円10銭~144円38銭(同144円11銭)。

先物夜間取引で6月物は17日の日中取引終値比18銭高の144円29銭で終えた。

流動性供給入札

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最終更新:4/18(木) 7:49

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