本土大引け:3日ぶり反落、利益確定売り優勢 証券株・保険株が全面安

3/19 16:49 配信

トレーダーズ・ウェブ

 19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反落。終値は前日比0.72%安の3062.76ポイントだった。深セン成分指数は0.58%安の9696.69ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆779億4100万元だった。

 上海総合指数は序盤に小高くなる場面があったものの、再びマイナス圏に沈んで次第に下げ幅を拡大。結局、この日の安値圏で引けた。前日終値は昨年10月13日以来およそ5カ月ぶり高値だっただけに、いったん利益を確定する売りが優勢だった。米連邦準備理事会(FRB)が19-20日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表する政策金利見通しやパウエルFRB議長の記者会見の内容を見極めたい投資家は、積極的な買いを手控えたもよう。セクター別では、証券と保険が全面安のほか、医療サービス、空運、太陽光発電設備が下落した。半面、石炭、石油、通信機器、農林水産が上昇した。

 A株市場では、屋外広告の分衆伝媒信息技術(002027)、環境マネジメントの東江環保(002672)、製薬の江蘇恒瑞医薬(600276)、免税品店運営の中国旅遊集団中免(601888)が反落。自動車株の重慶長安汽車(000625)、宇通客車(600066)も安い。一方、アニメーション制作の完美世界(002624)、電子部品の浙江水晶光電科技(002273)と立訊精密工業(002475)が大幅に続伸した。寧波杉杉(600884)は、独BASFとの合弁会社を習近平国家主席が18日に視察したことを材料に急上昇。映画館チェーンの万達電影(002739)も買われた。


 上海B株指数は0.51%安の261.25ポイントと続落。深センB株指数は0.08%安の1083.52ポイントと反落した。

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最終更新:3/19(火) 16:53

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