不労所得を月5万円稼ぐ方法。いくら必要?

6/25 12:20 配信

あるじゃん(All About マネー)

不労所得を月5万円稼ぐには、どのくらいのお金が必要でしょうか。また、用意したお金を、どのように投資すれば良いのでしょうか。本記事では、不労所得が月5万円を超える筆者が、不労所得を稼ぐ方法や必要資金を試算しました。

◆不労所得を月5万円稼ぐ方法。いくら必要?

本記事では、個別株や個別不動産など、高度な知識や目利きが必要な投資商品は対象から外します。その代わり、初心者でも投資しやすい「指数連動型」の投資信託を買った場合に、どれくらいの不労所得を得られるかを試算します。

「指数連動型」の投資信託は、インデックス型の投信とも呼ばれます。このタイプの投資信託は、不動産投資信託指数(REIT指数)やTOPIX(東証株価指数)に連動します。さまざまな金融商品の中でも運用成績が良好なものが多いため、投資家の間でも人気です。

2024年5月現在、物価上昇率を上回るペースで不労所得を得られる国内の投資商品としては、「国内不動産(REIT指数)に連動する投信」「国内株式(TOPIX)に連動する投信」の2つが考えられます。これらの投信に投資した場合、不労所得を月5万円稼ぐのに、いくら必要かを試算してみましょう。

◆REIT指数連動型の投資信託

まず、REIT指数連動型の投資信託に投資して、不労所得を月5万円稼ぐ方法を考えてみましょう。無難な投資先として、ここでは野村アセットマネジメントが扱う「NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 <1343> 」に投資するケースで考えます。

REIT指数の分配金利回りは、4%前後で推移することが多いです。仮に4%の利回りを得られる場合、月5万円の不労所得を稼ぐには、どれくらい投資する必要があるでしょうか。

手取り(税引き後)で年60万円を稼ぐには、税引前の時点で75万円の不労所得が必要です。分配金利回り4%の投資商品で75万円の不労所得を得るためには、75万円÷0.04=1875万円必要です。

2000万円くらいのお金を用意すれば、いますぐ月5万円の不労所得を稼げそうです。

「2000万円は多すぎる!」と思った方も多いでしょう。しかし、悲観する必要はありません。というのも、REIT指数連動型の投資信託は、例年、すこしずつではありますが分配金が増えてきているからです。グラフをご覧ください。

グラフは、過去10年のREIT指数連動型投信の分配金の推移です。過去10年で分配金は1.6倍に増えました。ここ10年はかなり好調だったと思いますが、仮に物価上昇と同じくらいのペース(年2~3%)で分配金が増えるとすると、いまREIT指数に投資すると、10年後には分配金が2割増えると期待できます。分配金が増えれば必要な投資資金も減りますから、「10年後に月5万円の不労所得が欲しい」場合は、1500万円もあれば足りそうです。

◆TOPIX連動型の投資信託

次に、TOPIX(株式指数)連動型の投資信託に投資して、不労所得を月5万円稼ぐ方法を考えてみましょう。ここでも無難な投資先として、野村アセットマネジメントが扱う「NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 <1306> 」を選んでみます。

TOPIXの分配金利回りは、2%前後で推移することが多いです。仮に2%の利回りを得られる場合、月5万円の不労所得を稼ぐには、どれくらい投資する必要があるでしょうか。

手取り(税引き後)で年60万円を稼ぐには、税引前の時点で75万円の不労所得が必要です。分配金利回り2%の投資商品で75万円の不労所得を得るためには、75万円÷0.02=3750万円必要です。だいたい4000万円くらい用意すれば、いますぐ月5万円の不労所得を稼げそうです。

これだけ見ると、「じゃあTOPIXに投資するよりも、REITに投資したほうがお得じゃなか!」と感じるでしょう。たしかに、REIT指数に投資した場合は2000万円で月5万円の不労所得を稼げますが、TOPIXではその半分しか稼げません。

しかし、TOPIX連動型の投信が低い利回りでも買われる理由があります。それは、分配金が増えるペースが、REIT指数よりも早い点です。グラフをご覧ください。

グラフは、過去10年のTOPIX連動型投信の分配金の推移です。過去10年で分配金は2.5倍に増えました。「REIT指数連動型」投信の分配金の伸び率が1.6倍だったのに対して、TOPIX連動型投信の分配金の伸び率は2倍以上も伸びています。

分配金が大きく伸びた背景はさまざまあります。中でも大きな理由は、TOPIXはREITよりも「成長再投資」が活発な点が挙げられます。日本企業の場合、ほとんどの上場企業は利益の大部分を会社の中に残して、成長のために再投資します。稼いだお金がすべて分配金として出ない分、成長投資に力を注いでいるのです。

さすがに「10年で分配金2.5倍」はできすぎていますが、いまTOPIXに投資すると、10年後には分配金が1.5倍くらい、20年後には2倍くらいに増えると筆者は期待しています。不動産投信と株式投信は中長期で投資をするつもりの方にとっては魅力的かもしれません。

◆まとめ

ひとくちに「不労所得を月5万円稼ぐ」と言っても、さまざまな方法があります。

高度な知識がなくても手を出しやすいのは、本記事でも取り上げた「不動産投資信託(REIT)」と「株式指数連動型の上場投資信託(ETF)」でしょう。

iDeCoやNISAなどの非課税制度を使えば、必要な投資資金はもっと少なくて済みます。物価の変動こそあれど、月5万円も不労所得があれば、家計はかなり楽になるはずです。本記事で興味が湧いた方は、詳しく調べてみてはいかがでしょう?

参考資料:不労所得を月5万円稼ぐ方法。いくら必要?(https://allabout.co.jp/gm/gc/503995/)

文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)

18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。

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最終更新:6/25(火) 12:20

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