ポンド下落、米国より早期の英中銀利下げ観測-国債も安い

4/2 17:38 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 2日の金融市場で英ポンドが対ドルで下落。トレーダーの間では、イングランド銀行(英中央銀行)が今年実施する利下げ回数は米連邦公開市場委員会(FOMC)より多いとの見方が強まっている。英国債も安い。

ポンドは対ドルで一時0.1%安の1.2546ドル。前日は米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業総合景況指数を手掛かりに下げていた。同指数は市場予想に反し、2022年9月以来の活動拡大を示した。

ポンドは3月上旬に1.2894ドルまで上昇していたが、直近の英中銀会合で最もタカ派寄りの当局者2人が利上げ主張を撤回したため、売り圧力を受けている。

短期金融市場が織り込む米国の利下げは計64ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、英国は計72bpとなっている。英中銀が6月に0.25ポイントの利下げを決定する確率は63%程度。FOMCが同様の動きをする確率は前日時点で一時50%を下回った。

英2年債利回りは一時11bp上昇の4.28%。10年債利回りも一時11bp上昇し4.04%と、3月19日以来の高水準となった。

原題:Pound Nears Four-Month Low as BOE Seen Cutting Rates Before Fed

Gilts Open Lower; Ten-Year Yields Hit Highest Level in Two Weeks

(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:4/2(火) 17:38

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