前場コメント No.2　イーソル、サイフューズ、日産自、前田工繊、三井ハイテ、アズワン

★9:05　 イーソル－買い気配　米Ｃｏｒｅｌｌｉｕｍと国内代理店契約を締結
　イーソル<4420>が買い気配。同社グループのイーソルトリニティは11日、セキュリティ企業のＣｏｒｅｌｌｉｕｍ（米国フロリダ州）が開発・販売を行う仮想ハードウェア製品「Corellium」の国内代理店契約を締結したと発表した。
　
　イーソルトリニティは、今回新たに取り扱いを開始したＣｏｒｅｌｌｉｕｍ製品と長年の実績から得た技術知見や専門知識、ノウハウをフルに活用し、車載分野を中心とした組み込みシステム開発の効率化と品質向上を包括的に支援するとしている。

★9:07　 サイフューズ－反落　12日放送のワールドビジネスサテライトで同社紹介へ
　サイフューズ<4892>が反落。同社は11日、テレビ東京の報道番組「WBS（ワールドビジネスサテライト）」において、12日の番組内で自社が紹介されると発表した。2025年4月に開幕する「日本国際博覧会（大阪・関西万博）」でも公開される同社の最先端技術が取材されたとしている。

　なお、株価へのポジティブな反応は限定的だ。

★9:07　 日産自動車－一進一退　新経営体制を発表　内田社長は退任へ
　日産自動車<7201>が一進一退。同社は11日、同社が短中期の目標を達成し、長期的な成長を果たしていくために刷新した経営体制を発表した。
　
　同日開催された取締役会において、4月1日付の代表執行役および執行役とその担当業務が決議されたという。現在、チーフプランニングオフィサーを務めるイヴァンエスピノーサ氏が、内田誠氏の後任として、代表執行役社長兼最高経営責任者（CEO）に就任するとしている。

　なお、株価は小高く始まり上げ幅を広げる場面もあったが、買いが続かずマイナス圏に沈んでおり、強弱感が交錯している。

★9:08　 前田工繊－東海東京が目標株価引き上げ　土木資材などの好調推移を踏まえる
　前田工繊<7821>が続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、土木資材などの好調な推移を踏まえ業績予想を上方修正。レーティングは「Outperform」を継続し、目標株価を2500円→2700円に引き上げた。

　東海東京では、土木資材などの好調な推移により業績予想を上方修正。土木資材は災害復興案件、自動車アルミホイールはホイールの大口径化ニーズへの対応により引き続き伸びを予想している。中長期での堅調な業績推移見通しを株価は十分に織り込んでいないとみており、現在の株価水準は割安感があるとしている。

★9:08　 三井ハイテック－売り気配　今期最終益26％減見込む　前期は21％減
　三井ハイテック<6966>が売り気配。同社は11日、26.1期通期の連結純利益予想を90.0億円（前期比26.3％減）に、年間配当予想を18円にすると発表した。

　電動車向け駆動・発電用モーターコアを中心とした供給能力増強に取り組むとともに、金型設計から製品供給までの一貫生産の強みを生かし、他社との差別化や生産性向上をはじめとした原価低減の取り組みによる競争力強化を図る。

　25.1期通期の連結純利益は122億円（前の期比21.4％減）だった。主力の金型・工作機械事業において、金型の受注減少により、減収減益となったことなどが響いた。

　併せて、26.1期から開始する３カ年の新たな中期経営計画を発表した。数値目標として、28.1期の売上高を3100億円（25.1期は実績値で2149億円）、営業利益は235億円（同160億円）、ROEは12.0％以上（同11.8％）をめざすとしている。

★9:08　 アズワン－反発　期末配当予想を増額　5円増配へ
　アズワン<7476>が反発。同社は11日、25.3期の期末配当予想を従来予想の29円から34円（前期末は31円）に上方修正すると発表した。年間配当予想は57円→62円（前期は56円）となる。　

　併せて、株主優待制度に継続保有期間（半年以上）を導入すると発表した。2025年9月30日を基準日とする株主優待より適用する。2025年3月31日の株主名簿が継続記載の初回となり、同一の株主番号で継続して 2025年9月30日時点の株主名簿に記載されることが必要となる。