22日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、売買の決め手を欠き、1ドル=156円台前半で小動き。午後3時現在は、156円29~30銭と前日(午後5時、156円21~22銭)比08銭の小幅ドル高・円安。
午前は、日経平均株価の下落を受けて156円10銭台に軟化したが、仲値公示に向けては国内輸入企業の買いが入ったほか、時間外取引での米長期金利上昇に支援され、156円30銭台に上伸した。その後は、日経平均や米長期金利を眺めながら、156円20~30銭程度で小浮動した。
午後は、見送りムードが強く、156円20~30銭台で一進一退だった。
ドル円は、手掛かり材料が乏しい中、156円台前半での狭いレンジ推移にとどまっている。市場関係者は「日米の金利上昇によるドル買い・円買いで、方向感が出ていない」(外為仲介業者)と説明する。
米国時間に4月30日、5月1日開催のFOMC議事要旨の公表を控えていることも、投資家の様子見姿勢を強めている。別の関係者は「長期金利の方向性を見いだすような材料になるか注目したい」(国内証券)と話していた。
ユーロは正午に比べ対円、対ドルで小動き。午後3時現在は、1ユーロ=169円68~68銭(前日午後5時、169円72~73銭)、対ドルでは1.0858~0860ドル(同1.0864~0865ドル)。(了)
時事通信
最終更新:5/22(水) 15:35
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