〔米株式〕ダウ反発、66ドル高=新規材料待ち、ナスダック最高値(21日)☆差替

5/22 5:20 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】21日のニューヨーク株式相場は、新規材料待ちで方向感に乏しい中、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比66.22ドル高の3万9872.99ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は37.75ポイント高の1万6832.62と、2日連続で史上最高値を更新して引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2148万株増の8億3484万株。
 この日は米主要経済指標の手掛かりに欠けたが、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)の高官が発言。ウォラー理事の金融政策に関する見解などが伝わったものの、翌日明らかにされる連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、人工知能(AI)ブームをけん引する米半導体大手エヌビディアの決算を控え、様子見ムードが強かった。
 こうした中、ダウは取引序盤から強含みに推移。マイナス圏に沈む場面もあったが、利下げ期待を背景に終日底堅く推移した。ダウ構成銘柄では、ボーイングなど資本財セクターは売られた。
 市場では「ウォラー理事の発言は利下げ観測を高める内容だったのではないか」(日系証券)との指摘が聞かれた。
 ダウの個別銘柄では、IBMが2.1%高。JPモルガン・チェースが2.0%高。ゴールドマン・サックスが1.6%高。ウォルマートが1.5%高。ユナイテッドヘルス・グループが1.2%高。ナイキが1.1%高。マイクロソフトが0.9%高。
 一方、スリーエムが2.0%安。ベライゾン・コミュニケーションズが1.3%安。セールスフォースが1.2%安。(了)

時事通信

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最終更新:5/22(水) 5:35

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