(ブルームバーグ): 中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は、デフレと人民元下落のリスクを重視しない姿勢を示した。また、中国経済は今年、力強いスタートを切り、5%前後という政府の成長率目標が手の届く範囲になったと強調した。
潘総裁はワシントンで19日に開催された国際通貨金融委員会(IMFC)会合出席に際して声明を発表した。IMFCは国際通貨基金(IMF)の助言機関。
声明では1-3月(第1四半期)の国内総生産(GDP)が前年同期比5.3%増加したとし、「この幸先の良いスタートは年間の経済・社会発展の目標を達成する上で強固な基盤を築いた」との評価を示した。
人民銀は人民元レートを「適応可能で均衡のとれた水準で基本的に安定」維持しているとし、消費者物価は「おおむね安定」しているとの認識を明らかにした。
原題:PBOC Governor Downplays Yuan, Deflation Risks After GDP Surprise(抜粋)
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最終更新:4/20(土) 5:39
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