日経平均は618円高と3日続急伸し高値圏で推移、決定会合控え上値重い=22日後場
22日後場は日経平均株価が、前日比618円27銭高の3万9646円25銭と3日続急伸。TOPIX(東証株価指数)が同23.69ポイント高の2737.19ポイントと上昇した。トランプ米大統領が就任後、世界的に一律の関税を課すことや中国に対する引き上げについて強く言及しなかったことから、関税引き上げによる米物価高騰への警戒感が後退し、株価の上昇につながった。日本株もその流れを受け朝方から買いが先行。堅調に推移するなか、日経平均は午後2時46分に、同666円59銭高の3万9694円57銭まで上げ幅を広げた。その後は、高値圏で推移したものの、あす23日から24日にかけて開催される日銀金融政策決定会合を前に、上値が重かったようだ。
東証プライム市場の出来高は17億5590万株、売買代金は4兆7106億円。騰落銘柄数は値上がりが1046銘柄、値下がりは514銘柄、変わらず82銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落した。住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、TOPPAN <7911> 、任天堂 <7974> などのその他製品株が上昇。ディスコ <6146> 、菱重工 <7011> などの機械株や、LINEヤフ <4689> 、NTTデータ <9613> などの情報通信株も高い。日立 <6501> 、アドバンテス <6857> などの電気機器株や、SUMCO <3436> 、三和HD <5929> などの金属製品株も堅調。テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株もしっかり。一方、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株や、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> の鉱業株が安い。
個別では、力の源HD <3561> 、古河電工 <5801> 、三井ES <7003> 、武蔵精密 <7220> 、SWCC <5805> などが上昇。米オラクルや米OpenAIと、米国でAI(人工知能)インフラへの大型投資を行うと発表したソフバンG <9984> も高い。半面、FPパートナ <7388> 、ウエルシアH <3141> 、ヤマタネ <9305> 、UNEXTH <9418> 、瑞光 <6279> が下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/22(水) 15:48