(ブルームバーグ): スペイン政府は、同国2位の銀行バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)が国内同業サバデル銀行を買収することに反対しており、いかなる取引であっても承認についての最後決定権を有していると、クエルポ経済相が9日述べた。
同相は国営テレビ局TVEとのインタビューで、政府はBBVAによるサバデル買収案の「形式と実質」に反対していると語った。この買収は競争に悪影響を及ぼし、国内の金融セクターに不確実性と不安定性をもたらす可能性があると説明した。
BBVAは9日、サバデルの取締役会が拒否した前回の提案と同じ条件での「任意的公開買い付け」の開始を発表した。
BBVA、サバデル銀に同意なき買収の動き開始-株式買い付けへ
スペインのサバデル銀行取締役会、BBVAの買収提案を拒否
原題:Spain Says It Has Last Word to Approve BBVA Offer for Sabadell(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bloomberg
最終更新:5/9(木) 18:18
Copyright © 2024 Bloomberg L.P. 記事の無断転用を禁じます。
© LY Corporation