後場コメント No.4　タキヒヨー、松竹、兼松、ラストワンマイル、東天紅

★14:07　 タキヒヨー－後場急騰　今期営業益6％増見込む　5円増配へ
　タキヒヨー<9982>が後場急騰。同社は15日14時、25.2期通期の連結営業利益予想を7.5億円（前期比5.8％増）に、年間配当予想を30円（前期は25円）にすると発表した。

　3カ年計画として黒字体質復活計画に取り組んでおり、今期は総仕上げとして確たる収益基盤の構築に努める。

　24.2期通期の連結営業利益は7.1億円（前の期比7.5倍）だった。収益重視の営業スタンスを徹底するとともに、コア事業である卸売事業の組織を一体化し、単品アイテムの組み合わせによるトータル提案の強化、機能性と環境に配慮した素材・製品の展開などを進めた。この結果、減収の一方で増益となった。

★14:12　 松竹－反落　今期営業益36％減見込む　前期は黒字転換
　松竹<9601>が反落。同社は15日14時、25.2期通期の連結営業利益予想を23.0億円（前期比35.8％減）に、年間配当予想を30円（前期は30円）にすると発表した。
　
　映像関連事業においては、映画製作・配給として、引き続き独自の製作力を高めながら自社企画・幹事作品を増やすとともに、外部幹事の作品にも積極的に参加し、それぞれの作品の力を最大に発揮できるように一本一本丁寧な宣伝・営業活動に尽力するとしている。

　24.2期通期の連結営業損益は35.8億円の黒字（前の期は7.8億円の赤字）だった。
　
　「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」と「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が興行収入約40億円の大ヒットを記録するなど好調だった映像関連事業が、前年同期比で黒字転換となった。

★14:23　 兼松－続伸　「サステナブルな豚肉製品」の普及でデンマーク社と連携
　兼松<8020>が続伸。同社は15日14時、ＤＡＮＩＳＨ　ＣＲＯＷＮ（デンマーク）と、日本市場においてサステナブルな豚肉製品の販売を促進するための基本合意書を締結したと発表した。
　
　今回の連携により、ＤＡＮＩＳＨ　ＣＲＯＷＮや顧客企業とともに、サステナブルな食肉のサプライチェーン構築を促進し、日本における消費者のサステナビリティ志向の高まりに応える態勢を整えるとしている。

★14:28　 ラストワンマイル－急落　通期営業益を上方修正も利益確定売り
　ラストワンマイル<9252>が急落。同社は12日、24.8期通期の連結営業利益予想（IFRS）を従来の4.5億円から8.5億円（前期比3.3倍）に上方修正すると発表した。

　3月1日から連結子会社となった、ベンダー、ＨＯＴＥＬ ＳＴＵＤＩＯ、プレミアムビジネスサポートの業績動向などを踏まえた。

　24.8期上期（9-2月）の連結営業利益は3.1億円（前年同期比2.1倍）だった。

　なお、株価は前日までに決算期待で上昇していたこともあり、利益確定売りに押される展開となっている。

★14:32　 東天紅－後場急騰　今期最終黒字転換見込む　前期は赤字縮小
　東天紅<8181>が後場急騰。同社は15日14時、25.2期通期の純損益予想を3.3億円の黒字（前期は1.3億円の赤字）にすると発表した。

　大型店の閉鎖、本部組織のスリム化、従業員の適材適所への配置などの選択と集中を推し進め、競争力の強化に努めるとしている。

　24.2期通期の純損益は1.3億円の赤字（前の期は8.3億円の赤字）だった。