東証グロ-ス指数は大幅続伸、投資家心理改善で堅調推移/グロース市況
東証グロ-ス指数は大幅続伸、投資家心理改善で堅調推移
東証グロース市場指数:823.46 (+15.61)
出来高:1億9988万株
売買代金:1320億円
東証グロース市場250指数:644.82 (+12.66)
出来高:1億614万株
売買代金:974億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数はそろって大幅続伸、値上がり銘柄数は454、値下り銘柄数は123、変わらずは25。 本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日26日の米国市場のダウ平均は5日続伸。クリスマス祝日明けで動意乏しい中、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、まちまちで終了した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は上昇してスタート。 朝方に上げ幅を広げると前場中ごろに本日高値828ptをつけた。その後は上げ幅をやや縮小して上値の重い展開となったが、大幅続伸で取引を終えた。日経平均株価が先物主導で5か月ぶりに終値40000円台回復すると個人投資家心理も改善、新興市場にも買いの動きが波及した。ただ、日経平均株価が終盤にかけて上げ幅を広げる中、新興市場の指数は上値の重い展開となり、終盤はプライム市場中心の相場展開となった。 本日はグロース市場にビースタイルホールディングス<302A>が新規上場し、公開価格を大きく上回る3325円で初値をつけたが、その後は換金売りに押される展開となりストップ安で取引を終えた。 個別では、日本アジア投資<8518>と資本・業務提携すると発表したブランディングテクノロジー<7067>が前日に続いて買い優勢の展開となり28%高に、Eストアーの子会社化を発表したBASE<4477>が10%高となった。また、PAI-1阻害薬RS5614の第2相医師主導治験における目標症例数登録が達成されたレナサイエンス<4889>が9%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>などが堅調に推移、値上がり率上位には、247<7074>、アクセルマーク<3624>、ナイル<5618>などが顔を出した。 一方、SaaS事業での費用増響き9-11月期は経常減益で着地したFフォースG<7068>が10%安に、直近高値圏で推移していたリベロ<9245>が利食い売り優勢から9%安となった。また、売り優勢の展開となったグランディーズ<3261>が9%安となった。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>やライフネット<7157>などが軟調に推移、値下り率上位には、G-FACTORY<3474>、GMOリサーチ&AI<3695>、リブワーク<1431>などが顔を出した。 東証グロース市場Core指数では、トライアル、GENDA、フリー<4478>などが上昇した。
フィスコ
最終更新:12/27(金) 17:01