東証グロ-ス指数は小反発、プラス圏で推移も上げ幅限定的/グロース市況

11/28 16:55 配信

フィスコ

現在値
Jフロンテ1,225-21
プレイド1,049+1
カバー2,672-189
日本電解8-4
GENDA2,633-100

東証グロ-ス指数は小反発、プラス圏で推移も上げ幅限定的

東証グロース市場指数:813.87 (+0.34)
出来高:2億3998万株
売買代金:1219億円
東証グロース市場250指数:634.38 (+0.41)
出来高:1億4247万株
売買代金:864億円

 本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は小反発、値上がり銘柄数は251、値下り銘柄数は278、変わらずは58。 本日のグロース市場は売り買いが交錯する展開となった。前日27日の米国市場は過去最高値付近から高値警戒感などに軟調に寄り付いた。ダウは一部小売り企業の好決算を好感し一時上昇したが、トランプ次期大統領が計画している追加関税策による経済や企業業績への影響を警戒した売りがくすぶり下落に転じた。ナスダックは人工知能(AI)への期待が行き過ぎとの見方も浮上し、ハイテクの下落が重しとなり終日軟調に推移した。 主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は反発してスタート。朝方に上げ幅を広げたが、即座に戻り売りが広がりマイナス圏に転落した。その後は再度プラス圏に浮上したものの上げ幅は限定的で、前日終値付近でもみ合う展開となった。感謝祭ウィークに伴い積極的な売買は手控えられたが、11時前に「米政府、追加で対中半導体規制を課す予定だが、従来ほど踏み込んだ内容とはならない」と伝わったことからプライム市場の半導体株の一角が上昇し、個人投資家心理も改善。ただ、日経平均は切り返して上げ幅を広げたが、新興市場はやや蚊帳の外状態で指数の上げ幅は限定的だった。 個別では、東京証券取引所に監理銘柄(確認中)に指定されたジェイフロンティア<2934>が22%安のストップ安で値下がり率トップに、民事再生手続開始の申立てを発表した日本電解<5759>が18%安のストップ安となった。また、直近大幅に上昇していたプレイド<4165>が利食い売り優勢から16%安となった。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>やカバー<5253>などが軟調に推移、値下り率上位には、かっこ<4166>、ENECHANGE<4169>、モダリス<4883>などが顔を出した。 一方、買い戻しが広がり急騰したログリー<6579>が22%高のストップ高で値上がり率トップに、グループ会社である株式会社LUVOがKPMGのメンバーファームであるあずさ監査法人との協業を開始したと発表したキャスター<9331>が16%高となった。また、前日まで売り優勢の展開となっていたBTM<5247>は買い戻しが優勢となり14%高となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、デジタリフト<9244>、オルツ<260A>、セキュア<4264>などが顔を出した。 東証グロース市場Core指数では、カバー、GENDA、インテグラル<5842>などが下落した。

フィスコ

最終更新:11/28(木) 16:55

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