日本製鉄、中国宝山鋼鉄との合弁事業を解消-出資分全て売却へ

7/23 17:01 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 日本製鉄は中国の鉄鋼メーカー宝山鋼鉄との合弁事業を解消すると発表した。保有する宝鋼日鉄自動車鋼板株の50%すべてを宝山に売却する。

発表によると、8月29日に経営期間の満了期日を迎える中、関係当局の承認が得られることなどを条件に合弁を解消する。同合弁は、中長期的な成長が見込まれる同国の高級自動車鋼板需要に応えることを目的に2004年に設立されていた。

日鉄は米USスチールの買収を進めているが、民主党のシェロッド・ブラウン上院議員がバイデン大統領に宛てた書簡で、日鉄と中国の鉄鋼業界との関係について「徹底的に調査することが不可欠」と主張していた。

日鉄の広報担当者は、USスチールの買収と合弁の解消は一切関係がないとコメントした。

日経新聞が合弁事業からの撤退は先に報じていた。

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:7/23(火) 20:59

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