(ブルームバーグ): 産業用ボイラーの製造などを手掛ける三浦工業は29日、米同業のクリーバーブルックスを約7億7400万ドル(約1161億円)で買収すると発表した。同社の技術やサービス・販売を取り込み、米国で省エネ技術や環境関連のソリューション拡充を加速させる狙いがあるとしている。
発表資料によると、今回の買収は三浦工の米子会社が設立する会社とクリーバーブルックスの最終的な親会社であるCBEエンタープライゼズを合併させる「逆三角合併」の手法で実施。買収はCBEエンタープライゼズが招集する株主総会での合併承認や規制当局の承認などを条件に2025年3月期上半期までに完了する予定。
三浦工の前期(23年3月期)の連結売上高は1584億円で純利益は169億円だった。今回の買収では株式取得以外にアドバイザリー費用などで2000万ドルも支払うことになり、企業規模に比して大型の買収となる。
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最終更新:3/29(金) 15:47
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