香港大引け:3日ぶり大幅反落、2週超ぶり安値 ネット株などに売り

3/5 17:34 配信

トレーダーズ・ウェブ

 5日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに大幅反落。終値は前日比2.61%安の16162.64ポイントだった。中国企業指数は2.63%安の5562.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で1121億2000万HKドル。

 ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。終値ベースで2月19日以来、2週間超ぶりの安値を更新。中国の第14期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第2回会議がこの日に開幕した。李強首相は政府活動報告で、2024年の国内総生産(GDP)成長率の目標を「5%前後」に設定し、前年と同水準に据え置いたほか、24年の財政赤字率はGDP比3%とした。おおむね市場の予想通りで、ポジティブサプライズがなかったと指摘する声が出た。

 ハンセン指数構成銘柄では、医薬品ネット通販の京東健康(06618)、阿里健康(00241)、大型ネット株のJDドットコム(09618)、美団(03690)、百度(09888)が大幅安。製薬株の中国生物製薬(01177)、翰森製薬(03692)、薬明生物技術(02269)、自動車ディーラーの中升集団(00881)も下げがきつい。新興自動車メーカーの理想汽車(02015)が大幅に続落した。半面、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(00968)、産金株の紫金鉱業集団(02899)が逆行高を演じた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は4.34%安の3323.89ポイントと大幅に続落。構成30銘柄はすべて下落。なかでもウェイボー(09898)、平安健康医療科技(01833)が9%超安と急落した。

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最終更新:3/5(火) 17:56

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