【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク株式相場は、IT大手グーグルの親会社アルファベットが発表した巨額の人工知能(AI)投資計画に対する警戒感からハイテク株の売りが先行し、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比592.58ドル安の4万8908.72ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は363.99ポイント安の2万2540.59で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億309万株減の15億3241万株。
アルファベットが前日発表した2026年通期の設備投資計画額は前期比2倍程度の最大1850億ドル(約29兆円)と、市場予想を上回った。AI開発競争が過熱する中、市場では「ソフトウエア需要が低迷する」(日系証券)との観測が改めて広がり、マイクロソフトとセールスフォースの売りが膨らんだ。
雇用悪化の懸念を背景に金融株なども売られ、ダウの下げ幅は一時670ドルを超えた。
米労働省が朝方発表した昨年12月の雇用動態調査は、非農業部門の求人数が前月から減少し、予想を大幅に下回った。雇用情勢の悪化を示唆する内容だったことが投資家心理を圧迫した。
ダウ構成銘柄は、アマゾン・ドット・コムが4.4%安、JPモルガン・チェースが2.2%安、ゴールドマン・サックスが2.5%安だった。コカ・コーラは1.5%高、メルクは1.2%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1.4%高だった。(了)
時事通信
最終更新:2/6(金) 7:26