〔ロンドン外為〕円急伸、155円台後半(29日正午)

4/29 20:43 配信

時事通信

 【ロンドン時事】週明け29日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、一時1ドル=154円台まで急伸した後、重要イベントを週内に控えて動意が弱まり、1ドル=155円台後半で推移した。正午現在は155円84~94銭と、前週末午後4時(157円23~33銭)比1円39銭の大幅な円高・ドル安。
 円はアジア市場で乱高下した流れを引き継ぎ、ロンドン時間朝方に154円台半ばまで上昇。市場では、日本政府・日銀による円買い・ドル売りの為替介入が行われたとの観測が広がった。ただ、その後はドルに買い戻しが入り、円は上げ幅を縮小。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計の発表を前に様子見ムードが広がった。
 市場では「日米の金利差はずっと残る。円が厳しい状況は続く」(邦銀筋)との見方が出ていた。
 対ユーロでも円は上伸した。1ユーロ=167円00~10銭(前週末午後4時は167円92銭~168円02銭)と、92銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0712~0722ドル(同1.0674~0684ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.2526~2536ドル(同1.2456~2466ドル)。スイス・フランは1ドル=0.9111~9121フラン(同0.9139~9149フラン)。(了)

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最終更新:4/29(月) 21:26

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