東京市場サマリー(28日)

3/28 19:27 配信

時事通信

 【東京株式】反落=利食い優勢、配当落ちも響く
 プライム市場は、イースター休暇を控えて買い手となる海外投資家の動きが鈍る中、利益確定売りが広がって幅広い業種が値下がりした。3月末の配当落ちも響き、下げ幅が大きくなった。日経平均株価は前日比594円66銭安の4万0168円07銭、東証株価指数(TOPIX)は48.47ポイント安の2750.81と、ともに反落。82%の銘柄が値下がりし、14%が値上がりした。出来高は19億8744万株、売買代金は4兆9134億円。
 【東京外為】ドル、151円台半ば=海外勢不在の中、こう着
 東京外国為替市場のドルの対円相場は、1ドル=151円台前半を中心とした小動きにとどまった。聖金曜日やイースター(復活祭)を前に海外投資家が不在となる中、積極的に売り買いを仕掛ける向きが少なく、こう着感が強まった。午後5時現在は、151円43~44銭と前日(午後5時、151円70~71銭)比27銭のドル安・円高。ユーロは対円、対ドルで上昇。正午現在は、1ユーロ=163円52~52銭(前日午後5時、164円12~14銭)、対ドルでは1.0800~0800ドル(同1.0826~0826ドル)。
 【東京債券】先物、上伸=長期金利は0.705%
 債券先物は上伸。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比14銭高の145円88銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債373回債利回りは0.010%低下の0.705%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.078%(0.078%)、最低レートは0.055%(0.055%)だった。
 【東京原油】WTI高受け反発=米SPR積み増しで
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は反発。中心限月8月きり(6番ぎり)の清算値は前日比610円高の7万7020円。日中立ち会いは、朝方のニューヨーク原油(WTI)先物相場が米国の戦略石油備蓄(SPR)積み増しの動きを受けて上昇したため、高寄りした。その後も取引中のWTIの堅調を眺めて水準を切り上げた。
 【JPX金】NY高受け3日続伸
 大阪取引所の金先物相場は3営業日続伸。中心限月2025年2月先ぎりの清算値は前日比69円高の1万0689円。日中立ち会いは、27日のニューヨーク金先物相場が米長期金利の低下を背景に上昇した流れを受け継ぎ、上伸して始まった。その後も堅調に推移し、終盤には強含むNY金を眺めた追随買いが入り一段高となった。
 【経済統計】
◆3月上旬の貿易収支、2130億6900万円の黒字
 【要人発言】
◆岸田首相:参院予算委員会で裏金事件の聴取対象に「森元首相も含まれ得る」
 【ニュースから】
◆小林製薬「紅麹」原料製品への対応協議=170社超に―厚労省
◆大規模緩和「役割果たした」=マイナス金利解除を決定―日銀3月会合の主な意見
◆北陸財務局、景気判断上方修正=復興需要、新幹線効果で「緩やかに持ち直し」
◆24年度予算が成立へ=112兆円、能登地震に予備費(了)

時事通信

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最終更新:3/28(木) 20:26

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