60代前半、夫が亡くなり遺族年金を受給しています。パート収入が増えると遺族年金は課税されてしまうの?

1/13 11:30 配信

あるじゃん(All About マネー)

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。

今回は、パート収入を増やすと、遺族年金は課税されるのかについてです。

◆Q:60代前半、夫が亡くなり遺族年金を受給しています。パート収入が増えると遺族年金は課税されてしまうの?

「私は60代前半です。夫が亡くなり、遺族年金を受給しています。パートで働いていて、月に5万円ほど収入があります。遺族年金は非課税で助かっていますが、パートの収入が増えると、遺族年金が非課税ではなくなって、課税されてしまうの?」(匿名希望さん)

◆A:パート収入が増えても、遺族年金は所得税も住民税も課税されません

国民年金・厚生年金に加入していた人が亡くなった場合には、受給要件を満たした遺族に、遺族年金(遺族基礎年金、遺族厚生年金)が支給されます。

遺族の人に支給されている遺族年金は非課税所得であり、所得税も住民税も課税されないこととなっています。

課税されるかどうかに、遺族年金を受給している遺族の収入は関係ありません。

つまり相談者のパート収入が増えても課税されません。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。

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最終更新:1/13(月) 11:30

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