日経平均422円高と大幅続伸、買い一巡後は上値の重い場面も=17日前場
17日前場の日経平均株価は、前週末422円14銭高の3万7475円24銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)も同31.77ポイント高の2747.62ポイントと4日続伸した。日経平均は午前10時22分に、同508円11銭高の3万7561円21銭を付けている。現地14日の米国株式市場では、NYダウが5日ぶりに反発、ナスダック総合指数も反発した。同日に期限を迎える米連邦政府のつなぎ予算に関し、延長法案が成立する見通しとなったことなどが支えとなった。日本株も米国株高を追い風に買いが先行した。ただ、買い一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移し、ドル・円相場が1ドル=148円50銭台と朝方の水準よりもやや円高方向にフレていることもあり、上値は重かった。
東証プライム市場の出来高は9億2344万株、売買代金は2兆2305億円。騰落銘柄数は値上がりが1164銘柄、値下がりは405銘柄、変わらずは68銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。菱重工 <7011> 、IHI <7013> などの機械株や、三井不 <8801> 、菱地所 <8802> などの不動産株が上昇。日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株も高い。出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株や、浜ゴム <5101> 、ブリヂス <5108> などのゴム製品株も堅調。第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株や、INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株もしっかり。一方、日本郵政 <6178> 、リクルートH <6098> などのサービス株や、7&iHD <3382> 、イオン <8267> などの小売株が下落した。
個別では、第四北越FG <7327> 、アルトナー <2163> 、キオクシア <285A> 、GMOインタ <4784> 、ジャックス <8584> が上昇。半面、ポールHD <3657> 、Macbee <7095> 、セルソース <4880> 、ツガミ <6101> 、トリケミカル <4369> などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:3/17(月) 11:53