日経平均138円高と反発、権利取りで上げ転換―TOPIX7連騰も=21日前場
21日前場の日経平均株価は、前営業日比138円54銭高の3万7890円42銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は同18.19ポイント高の2814.15ポイントと7日続伸した。後場もプラス圏を維持すれば、2024年1月15日までの8連騰以来となる。朝方は、現地20日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が小幅反落した動きを受け、売りが先行。ただ、積極的に売る動きが限られたことや、3月配当権利を取る買いに支えられ上げに転じた。日経平均は午前10時59分に、同216円14銭高の3万7968円02銭を付けるなど堅調に推移。ただ、その後は上値が重くやや上げ幅を縮小した。
東証プライム市場の出来高は10億7419万株、売買代金は2兆4205億円。騰落銘柄数は値上がりが968銘柄、値下がりは606銘柄、変わらずは63銘柄。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株が上昇。INPEX <1605> 、石油資源 <1662> などの鉱業株や、住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株も高い。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、中外薬 <4519> 、第一三共 <4568> などの医薬品株も堅調。JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株や、関西電 <9503> 、東ガス <9531> などの電気・ガス株もしっかり。一方、SUMCO <3436> 、三和HD <5929> などの金属製品株や、デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株が安い。
個別では、東京きらぼし <7173> 、南都銀 <8367> 、スタンレー <6923> 、Gunosy <6047> 、メルカリ <4385> が上昇。半面、北越コーポ <3865> 、アイチ <6345> 、アンビス <7071> 、MSOL <7033> 、Fスターズ <3687> などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:3/21(金) 11:57