14日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、医療機器株に買い

2/14 17:23 配信

フィスコ

下記の通り修正します。(誤) (正) 14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比14.24ポイント(0.43%)高の3346.72ポイントと反発した。

「トランプ関税」の過度な警戒感がひとまず後退する流れ。トランプ米大統領は13日、貿易相手国と同様の関税を課す「相互関税」を導入する覚書に署名したが、国ごとに精査した上で個別に対応を取るとしたことで、交渉の余地があると期待されている。米長期金利の低下もプラス。昨夜の米債券市場では、1月米卸売物価指数(PPI)の結果を受け、インフレが大幅に加速することはないとの見方が強まり、米10年債利回りは低下に転じた。ただ、上値は重い。指数は依然として約1カ月半ぶりの高値水準で推移していることもあり、戻り待ちの売りや利益確定売りなどが広がった。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、医療機器株の上げが目立つ。北京万東医療科技(600055/SH)が8.2%高、広州維力医療器械(603309/SH)が1.8%高、通策医療(600763/SH)が1.6%高で引けた。

電子情報株も高い。福建実達集団(600734/SH)と烽火通信科技(600498/SH)がいずれもストップ高。上海宝信軟件(600845/SH)が8.0%、東軟集団(600718/SH)が6.6%ずつ上昇した。バイク株、メディアエンターテイメント株、発電設備株なども買われた。半面、セラミック株、印刷・包装株、環境保護株、ホテル・観光株などが売られている。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.62ポイント(0.23%)高の267.14ポイント、深センB株指数が8.49ポイント(0.70%)高の1224.35ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


《CS》

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最終更新:2/14(金) 17:28

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