三井化学<4183>が後場急伸。同社は27日13時30分、出光興産<5019>と「千葉地区エチレン装置集約による生産最適化」について検討を開始することに合意したと発表した。
両社は2010年に千葉ケミカル製造有限責任事業組合を設立し、同地区に両社が保有するエチレン装置を運営統合。高付加価値化や合理化などを進めてきた。一方、中国を中心とした大型石化装置の新増設と国内エチレン需要減衰により、日本のエチレン装置は低稼働を余儀なくされている。
こうした状況を踏まえ、両社は連携を進めてさらなる既存事業の競争力強化を図ることとした。集約時期のめどは2027年度。出光興産の装置を停止し、同社装置に集約するとしている。
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:3/27(水) 13:53
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