三菱電、さくら、コマツなど(訂正)/本日の注目個別銘柄

4/30 15:46 配信

フィスコ

現在値
エムスリー1,581-32
さくらイン5,610-50
オリランド4,670-17
村田製2,933.5+59
住友商4,173+3

本文の内容を一部修正して再配信しております。


<6981> 村田製 2903.5 +36.5
大幅続伸。先週末に24年3月期決算を発表。円筒型リチウムイオン電池設備の減損損
失計上で、1-3月期営業益は3.3億円にとどまった。25年3月期営業益は3000億円で前
期比39.2%増を見込むが、市場予想は300億円超下振れ。決算数値はややネガティブ
とみられるものの、発行済み株式数の2.33%に当たる4400万株、800億円の自社株買
いを発表し下支え材料となった。前日の米アップルの株高も支援に。

<2413> エムスリー 1691.5 -186
急落。先週末に24年3月期の決算を発表、営業利益は644億円で前期比10.6%減とな
り、減損損失の計上を主因に市場予想を80億円程度下振れている。25年3月期は670-
700億円のレンジ予想とし、800億円程度のコンセンサスを大幅に下振れ。コロナ関
連売上高のさらなる剥落などを想定している。成長鈍化傾向が意識される中、依然
として割高なバリュエーションが重しに。

<3778> さくら 5910 +660
急伸。先週末に24年3月期決算を発表、営業利益は8.8億円で前期比19.1%減とな
り、従来予想の14.5億円を大幅に下振れた。ただ、第3四半期までの状況から下振れ
は想定線。一方、25年3月期は20億円で同2.3倍と急拡大の見通しとし、ポジティブ
反応につながった。なお、新株式発行に係る発行登録を発表、発行予定期間は5月8
日から25年5月7日まで、発行予定額は200億円を上限とするとしている。

<4661> OLC 4362 -292
大幅反落。先週末に24年3月期の決算を発表している。営業利益は1654億円で前期比
48.8%増となり、従来予想の1467億円を上振れ着地。一方、25年3月期は1700億円で
同2.8%増の見通し、2000億円超の市場コンセンサスを大きく下振れている。40周年
イベント終了などに伴う入園者数の伸び鈍化を想定しているもよう。保守的とはみ
られるものの、ガイダンスをマイナス視する動きが先行へ。

<8053> 住友商 4155 +246
大幅続伸。アクティビストとして知られる米ヘッジファンドのエリオット・マネジ
メントが、同社株式に数百億円規模を投資したことが明らかになったと伝わってい
る。同ファンドは三井不動産や大日本印刷など、最近になって日本株への投資を活
発化させている。同社は他の総合商社大手と比較してPBR水準などが低いこともあ
り、5月2日の決算発表に向けての期待感へとつながる形になっているようだ。

<6301> コマツ 4755 +491
急伸。先週末に24年3月期決算を発表、営業益は6072億円で前期比23.7%増、1-3月
期は増益率が1ケタ台に鈍化。25年3月期は5570億円で同8.3%減を見込み、市場予想
を300億円ほど下振れだが、減益ガイダンス自体は想定線。一方、同時に発行済み株
式数の3.5%に当たる3300万株、1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表、取
得期間は9月30日まで。自社株買いの大きさがサプライズに。

<6503> 三菱電 2773 +380
急騰。先週末に24年3月期の決算を発表、営業利益は3285億円で前期比25.2%増とな
り、市場予想並みの水準で着地。25年3月期は4000億円で同21.8%増の見通し、3500
億円程度のコンセンサスを大きく上振れ。受注の底打ちが確認されているFAシステ
ムの大幅な拡大を見込んでいるもよう。比較的、保守的なガイダンスを示す傾向が
強いことからも。強気見通しに対するポジティブな反応は強まる形に。

<6501> 日立 14620 +1145
大幅続伸。先週末に24年3月期決算を発表、調整後営業益は7558億円で前期比1.0%
増となり、市場想定並みで着地。25年3月期は8550億円で同13.1%増の見通し、コン
センサス線上と。決算数値にサプライズはないが、中計の株主還元目標値が引き上
げられ、24年3月期年間配当金は前期比35円増の180円とし、発行済み株式数の2.2
7%に当たる2100万株、2000億円を上限に自社株買い実施も発表。

<6526> ソシオネクスト 4691 +384
切り返して大幅続伸。先週末に24年3月期決算を発表、営業利益は355億円で前期比6
3.6%増となり、市場予想を25億円程度上振れた。一方、25年3月期は270億円で同2
4.0%減の見通し。コンセンサスは340億円程度。ただ、為替想定は130円と保守的で
あるほか、もともと今期以降の業績停滞は織り込み済み。北米データセンター向け
の商談獲得期待なども高まり、減益ガイダンスがあく抜け感にもつながった。

<6857> アドバンテス 4996 -393
大幅反落。先週末に24年3月期決算を発表、営業利益は816億円で前期比51.3%減と
なり、市場予想を50億円程度下振れた。一部減損計上などが下振れ要因で、サプラ
イズは限定的。一方、25年3月期は900億円で同10.3%増の見通しだが、市場コンセ
ンサスの1300億円程度を大幅に下振れる。足元でややコンセンサスは切り下げって
いた印象だが、下振れ幅の大きさをネガティブ視。利益率低下を想定している。
《ST》

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最終更新:4/30(火) 15:55

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