明日の戦略-停戦合意を好感した買いは続かず、楽観ムードはやや後退

4/9 16:12 配信

トレーダーズ・ウェブ

現在値
ローランド4,440+30
イオン1,683-32.50

 9日の日経平均は5日ぶり反落。終値は413円安の55895円。米国株は米国とイランの停戦合意を受けて大きく上昇したが、好材料を先んじて消化してきのう大きく上昇していただけに、一段高とはならず下落スタート。きのう強く買われた半導体株の多くが反動売りに押された。

 序盤ではプラス圏に浮上する場面もあったが、売り直されるとマイナス圏が定着。押しが深くなってくると下値は拾われたものの、幾分戻すと改めての売りに押された。後場に入り、13時台半ばに下げ幅を500円超に広げたところで売り圧力は和らいだ。ただ、戻りは鈍く56000円を下回って取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で8兆2000億円。業種別では非鉄金属、海運、鉱業などが上昇した一方、空運、小売、不動産などが下落した。証券会社が投資判断を引き上げたローランド<7944>が急伸。半面、今期の見通しが市場の期待に届かなかったイオン<8267>が、後場に一段安となって8%を超える下落となった。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり287/値下がり1263。証券会社が目標株価を引き上げた古河電工やフジクラが大幅上昇。日本郵船など前日大きく売られた海運株に見直し買いが入った。今期の増収総益・増配計画を発表したABCマートや、1:3の株式分割などを発表したカヤバが大幅上昇。大口受注を獲得したと発表したインターアクションが急騰した。

 一方、アドバンテスト、ディスコ、レーザーテックなど、前日は強かった半導体株の多くが大きめの下落。三菱UFJやみずほFGなど銀行株が売りに押された。通期の利益見通しを引き下げたサイゼリヤが2桁の下落率。他にも決算が売り材料となった銘柄が多く、ツルハHD、イオンFS、わらべや日洋HDなどが大幅に下落した。

 スタンダード市場および名古屋証券取引所のメイン市場に新規上場したソフトテックスは、公開価格を大きく上回る初値をつけたものの、終値は初値を大きく下回った。

 日経平均は前日大幅高の反動で下落した。売り急ぐような動きではなく、買いが続かなかったから上値追いに慎重になったような地合いであった。ただ、中東情勢に関しては停戦合意とはなったものの、不透明な部分も多い。本日の米国株が大きく上昇しなければ、あすも週末を前に買い手控えムードが強まりそうではある。金曜10日の米国では3月の消費者物価指数が発表されるだけに、米国株もこれを前に身構える動きが出てくるかもしれない。きょうの終値は55895円。先週末4月3日の終値が53123円で、週間では上昇が濃厚となっている。下に振れる展開となった場合には、節目の55000円や13週線(54860円、9日時点)を割り込むことなく推移できるかに注目したい。

小松

関連ニュース

最終更新:4/9(木) 16:12

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

もっと見る

日本株ランキング

注意事項

© LY Corporation