<一撃!裏銘柄>「SAP27年問題」で商機拡大、低位株人気に乗るノムラシス

5/9 11:33 配信

ウエルスアドバイザー

 コアな低位株ファンによる銘柄物色が活況だ。当欄で最近取り上げたブロードバンドタワー(BBタワー) <3776> やフォーバル・リアルストレート(フォバルRS) <9423> もその後高騰している。今回は、独SAP社のERP(基幹系情報システム)パッケージを扱うノムラシステムコーポレーション <3940> を狙いたい。

 基幹系情報システムで世界トップのSAP。そのユーザーの間で意識されているのが「2027年問題」だ。同社が提供する「SAP ERP」の「6.0」の保守サポート期間が27年末に迫り、最新パッケージへの移行が必要になる。

 ノムラシスはSAPに特化したシステム導入コンサルティング業務を手掛け、SAPソリューション導入でプロジェクト期限内達成率100%を誇り、リプレース需要を取り込める立ち位置にある。今後3年近くは、商機拡大の局面が予想される。

 今12月期の営業利益(単体)の見通しは3億2400万円(前期比30.4%減)だが、人的投資(給与引き上げ)による影響が3億7500万円となっており、従業員のモチベーションアップは今後の業績成長として結実するはずだ。4月に入り、大手医療機器商社や半導体材料メーカーからプロジェクトを受注するなど、業況の好実態をうかがわせる。

 15日に第1四半期(1-3月)決算を発表する。自己資本比率は88.4%と高く、27億円近い現預金を持つなど財務体質も優れ、金利上昇で負債比率の大きい企業に逆風が吹く中で安心感を備えている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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最終更新:5/9(木) 11:33

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