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Yahoo!ファイナンスと東京証券取引所が「ネット活用投資リテラシーセミナー」を開催しました!

2015年4月23日配信 情報提供元:東京証券取引所

冒頭

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2015年3月19日(木)、Yahoo!ファイナンスと東京証券取引所は、投資家層の拡大と個人投資家市場を盛り上げることを目的に、「+YOU ニッポン応援全国キャラバン」特別編として、「ネット活用投資リテラシーセミナー」を東証ホールで開催しました。元衆議院議員 杉村 太蔵氏、レオス・キャピタルワークス 藤野 英人氏が登壇し、個人投資家に向けた熱いメッセージをお届けしました。
勤務を終えた会社員など、来場者が続々と東証を訪れました。現在はタレント活動も行っている杉村氏が登壇するとあってか、若い世代や女性も多数来場しました。
18:30の開演時間が近づくにつれ、会場の東証ホールも徐々に来場者で埋まりだします。開演後は300席近く用意した席もほぼ満席状態となりました。

開演挨拶

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東京証券取引所 マーケット営業部長 三輪 光雄氏
「個人投資家層の裾野拡大が重点戦略として最も大事なテーマのひとつ」

開演の挨拶を行った三輪氏は、Yahoo!ファイナンスと初のコラボレーションである今回のセミナーに、小雨降るなかを来場してくれたことに対する御礼を述べた後、「昨年来の金融緩和、GPIFなど、様々なニュースを背景に活況が続いており、個人投資家をはじめ世界の投資家も日本の株式市場に注目している。」と足元の状況を説明しました。一方で、「この動きがかつてのバブルのように一過性のものにならないよう、取引所も市場改革に取り組んでおり、利便性の向上、投資魅力の高い商品の上場、コーポレートガバナンスの改革を通じて上場企業への投資意欲を高めるなど、様々な取り組みを行っている」と語りました。
さらに、「今後は個人投資家層の裾野拡大が重点戦略として最も大事なテーマのひとつであり、「+YOU」をはじめとしていろいろな情報発信にも取り組んでいる。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)も1年間で800万口座になったが、稼働率が半分、または年配の方が多いという背景には、初心者がどうやって投資をはじめたらよいのか分からない、情報が足りない、情報があってもどのように活用して良いか分からないといった理由があることから、これから投資を始める、または進めるにあたってお役にたてる情報を発信するべく、本日のセミナーを開催したので、講演を通じてその内容やYahoo!ファイナンスの活用方法を今後の参考にしてほしい」と挨拶しました。

杉村氏講演

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元衆議院議員・タレント 杉村 太蔵氏
「若い人に少しずつでもいいから株を買ってみて欲しい」

最初の講演に登壇した杉村氏は、冒頭の挨拶で「(普通、講演会では撮影禁止が一般的だが)携帯やスマホのカメラで遠慮なく撮っていただいて結構です。遠慮なくFacebook等に投稿してください!」と切り出した後、「よかったです、カメラ出していただいて。全然出してくれない講演会もあるんです。」と語って、登壇早々場内を笑いの渦に巻き込みました。
空気が和んだ後、「私は大学中退後、アルバイトで外資系証券のフロアーで清掃員の仕事をしていたところ、声をかけられ1年数ヵ月間、証券会社の株式調査部に勤めました。その後、実際に運用を始めたのは議員失職をしてからで、無職はつらいし、何かで食っていこう、と思っていた中、投資生活を始めました。」と自らの経歴を披露しました。
杉村氏の投資スタイルは短期売買ではなく、中長期投資が基本で、「投資を初めて年間の平均の利回りは8%」とし、「情報収集の方法は経済新聞のほか、Yahoo!ファイナンスで見れる様々なニュースくらい。あとは、Yahoo!ファイナンスのVIP倶楽部会員にもなっている。」と紹介。また、「株は買うと下がり、売ると上がるものだが、すぐに2倍または紙くずになるというのはまれなケース」だとし、資本がない美味しい蕎麦屋に投資を通じて多店舗展開を支援する例を挙げ、「金もうけのためだけならやらない方がいい。勝つための投資の条件は『愛と、勇気と、若干の知識』の3つだ」とし、「企業に惚れ、成長を願い、役立ってほしいという気持ちがあれば、多少値下がりしてもビクともしない。特に愛が必要なんです」と、TVでもお馴染の口調でユーモラスなトークを交えながら持論を展開しました。
また、「では何を買えばいいんですか」、という問いに対しては、「投資は未来を予測する行為なので、例えば10年後を予測する。10年後もまだ世の中で使われてる商品を考えることが大事。その上で、実際に自分で商品を試してみたり、第三者が感じる商品の価値をリサーチするなど、身近なところでヒット商品となる可能性を調べる面白さが魅力」と語り、「随分TVに出させてもらっているが、CMは各社とも社運をかけているので、CMに対して敏感になることも有効な手段。大事なことは、その会社、その製品を知ることだ」と語りました。
最後に、「株を持つと、とにかくものすごく勉強する。為替、金利、アベノミクスとか。若い人が毎月コツコツ株を買うだけでも、教科書で書いてある以上に経済・金融のことを学ぶ。そして経済が政治・政策とリンクしていることが分かり、投票率も上がりニューリーダーも登場するはず。」という持論を披露し、満場の拍手を浴びながら講演を終了しました。

藤野氏講演

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レオス・キャピタルワークス 取締役 最高運用責任者 藤野 英人氏
「企業への投資とは人の可能性への投資、そして会社を応援すること」

「中長期投資のすすめ、投資はオシャレで知的でかっこいい社会貢献」と題する講演に登壇した藤野氏は、序盤に経済に関するクイズを何問か出題。その回答を通して経済について考えるとともに、日米の学生の正解率の違いを取り上げ、米国と日本の学生の金融リテラシーの差や、経済大国でありながら日本の学生は経済に対する知識がほとんど無いことについて憂慮しているとし、投資教育で最も大事なことは、「働いてお金を得るよろこびや、働くことの素晴らしさを実感することだ」としました。
また、藤野氏が授業を持つ学生に聞いたアンケート結果の一部も会場で紹介。ファイナンスやベンチャー経営者に対するネガティブなイメージや、「食べていくために仕方なく働く」といった無意識で消極的なイメージが、仕事嫌い、会社嫌いに繋がり、ひいては株式嫌いに繋がっているといった根深い背景を挙げ、「働くことのイメージが良くないことは少子高齢化より重大な問題だ」と指摘しました。その上で、「皆さんは、働くことは素敵なことだと面と向かってお子さんに話されたことはありますか。あるいはこのことを学校で教えてますか。」と問いかけ、目標や夢を持って働くことが素敵だと実感できる機会がない現状を、少しでも変えていく必要があると強調しました。
その一方で、過去10年間の株式(大型株、中小型株、超小型株)のパフォーマンスに触れ、大企業を除く多くの銘柄では株価、利益、従業員が平均で約2倍になるなど元気な会社がいっぱいあり、日本も捨てたものではないとし、「企業への投資とは、人の可能性への投資、そして会社を応援すること」、「成長する会社に投資することが成功の秘密」、「投資は日経平均の先行きを占うギャンブルではない」とし、「株式投資をすることは、お洒落で、知的で、かっこいい社会貢献である」ことを少しでも理解してもらいたいとして講演を締め括りました。

トークセッション

  • 藤野氏

    藤野氏

  • 杉村氏

    杉村氏

  • 大塚氏

    大塚氏

  • 遠藤氏

    遠藤氏

  • 山中氏

    山中氏

休憩をはさみ、トークセッション「セルフ投資革命!~納得感のある投資で充実した将来設計を~」では、いかに納得感を持って腹落ちする投資が行えるようにしていくかについて語り合う場として、スピーカーに、杉村氏、Yahoo!ファイナンス 大塚 友晴氏、YJFX! 遠藤 寿保氏、東証 山中 孝太郎氏を迎え、藤野氏がモデレーターを務めて、1時間にわたる意見交換が行われました。
最初に山中氏が、初心者向け金融商品の一つとしてETF(上場投資信託)を紹介。続いて大塚氏より、Yahoo!ファイナンスのコンテンツと最近の取り組みとして、テーマから関連銘柄を検索できる新機能や、口座開設への連携や資産管理機能を強化したスマホ向けアプリが紹介されました。また、Yahoo!ファイナンスがやりたいことは『「情報」の力でお金にまつわる「?」を解消し、すべての人の明日の生活を豊かにしていくきっかけを提供する』ことだとし、"パワー・トゥ・ザ・ピープル、人々に力を与え、情報発信手段が進化する中で個人の力を助けるべく愚直に取組んでいきたい"と語りました。
また、遠藤氏は外国為替証拠金取引(FX)について紹介。FXが株式にどのように影響しているかについて、アベノミクスによるインフレターゲットと円安といった外部環境の変化に触れ、さまざまな各金融商品の特徴や向き合う姿勢など、その相関について解説しました。その上で、関心や好奇心を広く持つこと、納得感を持つことの重要性について杉村氏が持論を展開、"最後は神頼みだ!"と会場の笑いをとりつつも、「経営者目線で企業の取組みを捉え、場合によっては株主総会で意見を言うことができることも魅力の一つだ」とした。また、藤野氏は、「投資は未来にしかできない。未来を信じる人しか投資はできない。自分たちが日本をよくするんだという納得感が大事だ」と語りました。
その後、Yahoo!ファイナンスの掲示板を例に挙げ、マーケットには様々な人や意見があること、投資に失敗した時のメンタリティについて紹介したほか、藤野氏より、「アベノミクスの本質はお金の価値を減らすことで不動産や株式にお金を向かわせることを推進している政策(お金だけ持っている人のお金の価値を減らしにいっている)である」とし、円安や株高となっている背景について私見を披露しました。また、プロの運用者としての立場から、「足元では上に持っていかれるリスク(大きく値上がるリスク)を警戒している」と話しました。そして、その理由として、「最近の企業側の株主に対する意識や態度の変化に注目し、これまでにない変化が、まさにいま始まったばかりという局面は、今後のマーケットの動きを予想する上で重要なファクターである」との認識を示しました。
最後に、集中投資と分散投資について触れる中で、山中氏が多様な商品ラインナップの一つとしてREIT(不動産投信)を紹介。加えて、個人投資家にどう一歩を踏み出してもらうかということを目指す取り組みとして「+YOU」について触れました。そして、大塚氏が、「現在Yahoo!ファイナンスを訪れる月間1,000万人のみならず、投資の素晴らしさを知らない多くの方々にいつでもどこからでも見てもらえるわかりやすいサービスを提供していきたい」と締め括り、笑いと学びに溢れた楽しいトークセッションは、時間の経過を感じさせないほどに無事終了しました。