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はやぶさ2

 現時点でJAXA(宇宙航空研究開発機構)が運用中の科学衛星・探査機は8つあり、2014年打ち上げの小惑星探査機「はやぶさ2」はその一つ。
 太陽系の起源を知るには、地球近傍小惑星の表面物質を分析する必要がある。その物質のサンプルリターンに初めて成功したのが初号機「はやぶさ」。「はやぶさ」はS型(ケイ酸素やケイ酸マグネシウムを主成分とする)小惑星イトカワを探査したが、「はやぶさ2」はC型(炭素系)のリュウグウを目指している。6月27日前後に到着する予定で、来年末まで1年半滞在し、帰還は20年末。
 「はやぶさ2」はJAXAが開発し、NEC(6701)が製造全体の取りまとめを担い、イオンエンジンや高利得アンテナなど複数の部品を製造している。そのほか製造にかかわった企業は、科学エンジンを三菱重工(7011)、X線分光装置は明星電気(6709)、サンプル採取では住友重機工業(6302)、日油(4403)子会社の日油技研工業、川崎重工(7012)子会社の日本飛行機、再突入カプセルはIHI(7013)子会社のIHIエアロスペース、カプセル用パラシュートはフジクラ(5803)系列の藤倉航装、リチウムイオン電池を古河電池(6937)、軌道制御加速度装置を日本航空電子(6807)、地上のアンテナ系を三菱電機(6503)、位置測定技術を富士通(6702)。これらはJAXAのHPに掲載があるが、NTN(6472)、東洋炭素(5310)、三菱マテリアル(5711)子会社の三菱電線も部品を納入している。電通(4324)は、「はやぶさ2」応援キャンペーンを担っていた。

特集掲載期間: 2018年6月25日(月)~7月20日(金)