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12月権利確定の株主優待銘柄|プロが注目する銘柄をご紹介

12月権利確定の株主優待銘柄|プロが注目する銘柄をご紹介

株を買うと優待品がもらえる「株主優待」の制度。珍しい商品や家計の一助になるような商品が優待品として提供されることもあり、根強い人気があります。株主優待制度を導入している企業は約1,500社ありますが、一体どの銘柄を選べばいいのでしょうか?

Yahoo!ファイナンスの「株主優待人気ランキング」の中から、日本株に詳しい金融文筆家の田代昌之さんに「特に注目したほうがいい」という銘柄を厳選・紹介いただくシリーズ。今回は12月権利確定銘柄を5つ、取り上げます。

※掲載情報は2025年11月7日時点のものです。

情報提供元:All About編集部

1:すかいらーくホールディングス<3197>

最初に紹介するのは、「ガスト」や「ジョナサン」といったファミリーレストランを運営するすかいらーくホールディングス<3197>です。

同社は他にも「バーミヤン」や「夢庵」など多様なブランドを有しており、その一方で、商業施設内のビュッフェレストランやカフェ事業、さらには事業所給食と、多角的な事業を国内外で展開しています。

同社の優待は、グループ店舗で使える株主優待券(電子チケット)。100株以上の保有で、所有株数に応じた金額を年2回受け取れます。ただし、宅配サービス、売店商品、通販商品には使用できません。

同社の優待制度を利用したAll Aboutの読者からは、次のようなコメントをもらっています(一部抜粋)。

「近所にすかいらーくグループの店があり、1,000株で年間3万4,000円分の食事券がもらえるので、家族と外食を楽しんでいます」(男性・79歳・神奈川県)

「今でも夫婦合算で年間6万8,000円分の株主優待を受領でき、近郊にガストとステーキガストがあるので重宝しています。また最近『資さんうどん』をすかいらーくが買収したので、先々このチェーン店も優待対象になるかもと期待しています」(男性・68歳・福岡県)

田代さんは、すかいらーくホールディングス<3197>の業績について「インフレによるコスト増加が懸念材料でしたが、既存店月次売上高は2022年4月から前年同月比を上回るなど好調な売上が影響し、2025年1~9月期も増収増益を達成しました。今期上半期時点では80店舗だった『資さんうどん』は来期末には124店舗まで拡大する予定です。高市政権の政策によって消費拡大のムードが高まってくれば、同社のような外食産業には追い風でしょう。株価は2023年以降、じりじりとした右肩上がりが続いています。『大幅高』をイメージするよりも、堅調な株価推移に期待したいところです」と教えてくれました。

すかいらーくホールディングスの株主優待に関する詳細情報

2:楽天グループ<4755>

次に紹介するのは楽天市場や楽天モバイルで有名な楽天グループ<4755>です。

同社は他にも、楽天銀行や楽天トラベルなど、国内外で70以上のインターネットサービスを展開中です。これらのサービスは「楽天エコシステム」として、楽天IDと楽天ポイントを軸に連携しており、楽天会員にグループ企業の利用を促進しています。

同社の優待は「楽天モバイルの音声+データ30GB/月プラン」1年分。100株以上の保有で受け取れますが、優待の申込みと利用には、会員登録(無料)と対応する通信端末が必要です。なお、継続して株を保有する場合は、本人確認手続きを再度行うことで、翌年も同じ回線を利用できます。

同社の優待制度を利用したAll Aboutの読者からは、次のようなコメントが寄せられています。

「元々、楽天市場のヘビーユーザーでもあり、いつかは株を持ちたいと思っていました。長年持っていた他社の株を売却した際に、タイミングよく楽天グループの株価が比較的安値だったので、購入しました。その後も、買い増ししたり、手放したりを繰り返していましたが、ここ3年程度はずっと保有しています。株主優待のeSIMがとても便利なので、子どもにも楽天グループ株を勧めました。親子で株主となり、eSIMのセットアップ方法も子どもと教え合いながらできて、思わず親子のコミュニケーションタイムができました」(女性・59歳・山口県)

楽天グループ<4755>について田代さんは「ネットショップ『楽天市場』を核に金融事業、モバイル事業などさまざまな事業を展開しています。利用者数の伸びなどにより状況が好転しつつある『楽天モバイル』では、2025年10月、動画配信サービス『U-NEXT』が見放題となる新プランの提供を開始しました。ARPU(1ユーザーあたりの平均収益)向上とともに新規獲得の加速を図り、2025年末までに契約数1,000万回線をもくろんでいます。株価は8月以降、上昇しており、2月につけた年初来高値突破を試す展開となっています。2021年以来となる1,500円台奪還は、モバイル事業の通期黒字化にかかっているかもしれません」と語ってくれました。

楽天グループの株主優待に関する詳細情報

3:日本マクドナルドホールディングス<2702>

続いて紹介するのは、ハンバーガーレストラン事業を展開する日本マクドナルドホールディングス<2702>です。

アメリカを発祥とする同社は、1971年に東京・銀座に日本初の店舗をオープンして以来、直営店とフランチャイズの両方式で事業を拡大してきました。2025年9月末時点での店舗数は3,003店舗に達しています。

同社の優待は、マクドナルドの優待食事券。100株以上を1年以上継続して保有すると、所有株数に応じた優待券を年2回受け取れます。優待券はバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの引換券がそれぞれ6枚ずつで1冊となっており、切り離して1枚ずつ使うことができます。ただし、デリバリーサービスやモバイルオーダーなどでは使用できません。

同社の優待制度を利用したAll Aboutの読者からは次のようなコメントをもらっています。

「マクドナルドが好きで株を購入しました。優待券があれば価格を考えずに好きなメニューを食べられ、サイズアップやトッピングも無料でできるところも気に入っています。毎月、マクドナルドの日を決めてその時の限定メニューや定番メニューを味わっています」(男性・47歳・東京都)

「近年、物価高でメニューも日々値上げが続いていますが、優待券と商品との交換なので値上げの影響を受けないどころか、値上げするとさらに優待券の利用価値が向上します。店舗数が多く、24時間利用できる場所も多いので、優待券は全て完全消化しています」(男性・57歳・京都府)

「子どもが小さい時にハッピーセットを良く購入していたので、それがきっかけで株を購入しました。それ以来、約20年保有しています。今となっては、マックも高くて自費ではなかなか行けないので助かっています」(女性・53歳・東京都)

田代さんは、日本マクドナルドホールディングス<2702>について次のように述べています。

「国内で約3,000店舗展開しており、今期はその1割にあたる300店舗の改装を計画しています。主にモバイルオーダーやデリバリーなどに対応した仕様への改装を進めており、人件費などのコスト対策を進めています。月次動向はハッピーセットのおもちゃが大きな追い風となりがちですが、今期の既存店月次売上高は1月から前年同月次を上回り続けています。株価は今年8月に年初来高値をつけた後は調整局面を迎えています。ただ、6,000円水準では下げ渋る動きも見られますので押し目を狙いたいところです」

日本マクドナルドホールディングスの株主優待に関する詳細情報

4:ヒューリック<3003>

次に紹介するのは、不動産デベロッパーのヒューリック<3003>です。

同社は東京を中心に、開発・建替・投資といった不動産事業を展開するほか、ザ・ゲートホテル、ふふ(高級旅館)などのホテル業や、習い事に加え医療サービスも完備した「こどもでぱーと」の運営など、事業を多角的に展開しています。

同社の優待は、6,000円相当のグルメカタログギフト。300株以上を2年以上継続保有すると、年1回、3,000円相当のグルメカタログギフトから好きな商品を2点選ぶことができます。

同社の優待制度を利用したAll Aboutの読者は次のようなコメントをもらっています。

「カタログから好きなものを選ぶことができ、内容も高価で長期保有優遇もあるので気に入っています」(男性・63歳・東京都)

「優待カタログがもらえます。人気は佐藤錦のさくらんぼ。シャインマスカットも人気ですが、たくさんあって選ぶのに時間がかかりますが、やはりさくらんぼです。この銘柄のいいところはキャピタルゲインもあり、配当利回りも3.93%(※)でインカムゲインもあるのに優待まであるという三拍子揃った良銘柄であることだと思います」(女性・46歳・大阪府)
※コメント記入時の数値になります

ヒューリック<3003>について田代さんは「同社の物件は、最寄り駅から徒歩3分圏内の好立地に多いことで有名です。2025年12期通期の連結業績に関しては、これまで未開示だった営業収益予想を7,100億円(前期比20%増)と発表。また、同社の保有方針に合致しない物件の売却を進めた結果、営業利益予想を前回計画比50億円増の1,830億円(前期比12%増)と過去最高益を更新する見通しとしました。配当予想の増配も予定していますので、株価の堅調な推移は続くのではないか」と話してくださいました。

ヒューリックの株主優待に関する詳細情報

5:ライオン<4912>

最後に紹介するのは、スキンケア商品や薬品を製造販売するライオン<4912>です。

同社は、歯みがき、洗濯、手洗い、食器洗いといった生活必需品から、バファリンなどの医薬品まで、多岐にわたる商品を製造・販売しています。また、タイやマレーシアなどのアジアを中心に、これらの商品の輸出も積極的に進めています。

同社の優待は、新製品を主とした自社商品の詰め合わせです。これまでは100株以上の保有で年1回受け取ることができましたが、制度変更により、2025年12月末日を基準日とする株主優待からは1年以上の継続保有が条件として加わりました。

同社の優待制度を利用したAll Aboutの読者からは「100株で同社の製品がもらえ、新製品を試したり家計節約にもなり助かっています」(女性・61歳・神奈川県)、「歯ブラシなど生活必需品が優待でもらえ、すぐに使える商品が多いところが気に入っています」(女性・47歳・兵庫県)といったコメントが寄せられました。

田代さんはライオン<4912>について「国内は自助努力および市況の価格上昇により収益性改善が進んでいますが、中国では売上構成比の高い汎用品の競争激化で、2025年12月期業績はやや伸び悩む可能性はあります。ただ、2026年12期は国内収益改善の継続やベトナム子会社の連結化効果などが見込めますので、各利益は高い伸びを見せると考えます。株価は1,500円前後でうろうろといったところですが、来期業績を見据えて拾っておきたいところです」と語ってくれました。

ライオンの株主優待に関する詳細情報

記事で紹介した5銘柄

銘柄名
<コード>
業種 優待の
必要株数
優待の最低
購入金額
権利確定日
すかいらーくホールディングス
<3197>
小売業 100株 29万3,300円 12月末日
6月末日
楽天グループ
<4755>
サービス業 100株 10万2,100円 12月末日
日本マクドナルドホールディングス
<2702>
小売業 100株 60万7,000円 12月末日
6月末日
ヒューリック
<3003>
不動産業 100株 16万6,180円 12月末日
ライオン
<4912>
化学 100株 15万4,650円 12月末日

※掲載情報は2025年11月7日時点のものです。

【編集部より】

株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。

※投資金額には、株式購入時に必要となる証券会社の売買手数料などは含んでおりません。

田代昌之

金融文筆家

新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。

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