秋は投資シーズン?

11月14日は「いい投資の日」

ハロウィンと投資にいったいどんな関係が? 投資を考えているヒトは要チェック!

投資を始めるのに最適な季節があると言われたら、皆さんはどのように思うでしょうか。株式は果物や野菜ではあるまいし、「旬」のようなタイミングがあるわけないだろう、とお考えの方もいるかと思います。

しかし、株式市場のデータを分析すると、1年間を通じて見たときには利益を得られる可能性の高いタイミングがどうやらあるらしいのです。

今回は投信1編集部が関西学院大学・岡田教授にお話を伺いました。

ハロウィンと投資の不思議な関係を大学教授が徹底解説

岡田克彦
関西学院大学大学院経営戦略研究科・教授

ハロウィン効果とは

「ハロウィン効果」という言葉をご存じでしょうか。株式投資をしたことがある方なら、耳にされたことがあるかもしれません。

ハロウィン効果とは、11月から翌年5月までの投資リターンが高いことを指して言います。ハロウィン効果は株式市場で「アノマリー」と呼ばれるものの一つで、理論的には説明できないが実際そうなることが多い事象のことです。

本文を読む

ハロウィン効果を見込んで投資に取り組もうという場合、ハロウィンの時期である10月末にTOPIXのインデックスファンドを購入し、6か月後に売却し、5月から10月の半年間は何もしないでじっとしているという手もあるというわけです。

投資に最適なタイミングはいつか

このハロウィン効果は、日本株でも見られる現象なのでしょうか。

岡田教授によれば、6ヶ月間の保有を前提とすると、過去50年間のTOPIXの株価指数を分析する中では「ベストの購入月は11月」だとしています。

岡田教授はこう付け加えます。

「6か月間の保有を前提として、さらに細かく日単位で見ると、『11月14日』がベストの投資開始日ということになります」

今年(2017年)の11月14日は平日、火曜日です。この事実を知らなければ何の気なしに過ごしてしまいそうですが、よく見ると「いい投資の日」と読めます。

実際には日付までこだわらずとも、この11月から年末くらいの時期というのは、過去50年間のデータを見る限りは投資を始めるのに適した時期のようです。

では、米国の株式市場ではどうなのでしょうか。

「ハロウィン効果と呼ばれるくらいなので、米国でもその効果は顕著です」と岡田教授は言います。また、ハロウィン効果は日本や米国だけではなく、北半球のその他の国でも見られるのだそうです。

なぜハロウィン効果が起きるのか-発生の背景とは

ではなぜ、ハロウィン効果のような株価に関する季節性が見られるのでしょうか。

その背景を説明するものの一つとして、日照時間の長さと株式投資におけるリターンの季節性の関係に着目する研究もあると岡田教授は言います。これは「SAD(サッド)効果」と呼ばれています。

SAD効果では、日照時間が短くなる季節には人が精神的に落ち込む傾向があるとされ、悲観的になった状況では株式投資にもリスクプレミアムを求め、株価が下落しやすくなるという指摘があります。

ちなみに、SADとは「Seasonal Affective Disorder(シーゾナル・アフェクティブ・ディスオーダー)」の略です。

季節性に着目した投資術とは

では、こうしたアノマリーが存在するとして、投資家はどのような行動を取ればよいのでしょうか。

岡田教授によると、「投資期間を1年とすると、これまでお話ししてきたように、ハロウィンや11月近辺の秋にTOPIXなどのインデックスへの投資をスタートし、6か月運用して、その後の半年はお休みする投資戦略が有効な可能性は高いでしょう」ということです。

「ただし」と、岡田教授は付け加えます。

「これは50年間における傾向であって、毎年必ず発生するものではありません。年によってはまったく逆の動きをすることもあります。数十年といった長期投資を考えるうえでは有効ですが、短期的には用いないほうがよいでしょう」

「ちなみに、株式市場のデータをさらに細かく分析していくと、実は半年も運用をお休みする必要はないと考えています。AIなどを活用し、個別銘柄ごとに大量のデータの中から株価動向を分析していくことで固有のパターンが見いだせることがあります。そのようなケースでは、必ずしもハロウィン効果のような時期でなくとも株価が上昇する銘柄があります。そのときどきの「旬」な銘柄を組み合わせて運用すれば、1年を通じて超過収益を手にすることは可能です」

まとめにかえて-これから投資を始める人へ

いかがでしたでしょうか。ハロウィンから11月にかけて、統計上で株式投資に最適な季節がやってきます。投資初心者の方、また、まだこれからという方は、株式市場のアノマリーを上手に活用して投資に取り組んでみてはいかがでしょうか。
( 投信1)

岡田克彦
関西学院大学大学院経営戦略研究科・教授
株式会社Magne-Max Capital Management CEO/CIO
Washington University Olin School of Business MBA。神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。
Morgan Stanleyでデリバティブトレーダー、UBS Securitiesで Arbitrageチームの責任者を歴任後、シンガポールでヘッジファンドHalberdier Capital Management Pte. Ltd.を共同創業。学術研究における専門は行動ファイナンス。
行動経済学会副会長、日本経営財務研究学会評議員、公認会計士試験委員、日本証券アナリスト試験委員等を務める。
マーケットに精通した感覚と、アカデミックな知見を橋渡ししながら、投資モデルの総合的監修を行う。
閉じる

いつもよりお得な「いい投資の日キャンペーン」実施中期間限定

全国各地から「いい投資の日」にちなんだ様々なキャンペーンを集めました。この秋、キャンペーンを利用してさらにお得に初めてみませんか。

(外部サイト)

※詳しい適用条件は各社のページをご確認ください。

アストマックス投信投資顧問からのお知らせ

ヤフーグループの投資信託 Yjam

投資に興味を持った方はこちらへ

表示
モバイル  
パソコン