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ノンフィクション、エッセイ

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  • 密かな楽しみ
    • 3
    • 2015/09/04 01:40
    気休めの隠れ場――ある異次元。 僕はドーナツのお店でエンゼルクリームを食べながらコーヒーを飲むのが生き甲斐だ。だから行きつけの店のある方面に仕事で出掛ける時は要注意、くれぐれも細心の注意を払わねばならない。特に大事な商用の前は、ドーナツのことはすっかり頭から取り除けなくてはならないからだ。よくよく自分の胸にそう言い聞かせる。というより問題はむしろ悩ましいドーナツに言い聞かせて、仕事とどう折り合いをつけるかだ。理想を言えば、気ぜわしい昼時の店の混雑が収まった時分にゆったりとコーヒーを楽しみたいが、仕事の約束は何と言ってもまず先決だ。仕事が後だと万事休す、もうお仕舞。その日はコーヒーを諦めるしか仕様がない。厄介な面倒事が後に控えていては、どんなおいしいものも味気ない。また所用が早い中に済んでしまえば余裕があるのはいいけれど、用事の 2 / 11 20 × 20 終った後の時間をあたら無為に過ごしてしまう。何故かというとお昼過ぎまで待ち切れず、頭の中はドーナツとコーヒーが代り番こに入れ替り立ち替り、他のことは出て来る余地がなくなって、それこそ何にも手に付かない。次の仕事の準備やら何やらの計画も丸で進まない。勿論お昼近くの約束がよい結果をもたらさないのはお分かりと思う。 あらかた具合よく段取りが出来そうな日は、今日こそドーナツが食べられる!すると何となく浮き浮きして来る。で、今日は何かいいことあるんだっけ?丁度春先のうらうらとした陽気で浮ついた気分。馴染みの店はおおよそ決まってる。いつも寄るのは比較的遠くの店舗、近所の店は入らない。そもそも知ってる顔に出会いたくない。挨拶やらつまらない世間話、時候の話、仕事の話、知らん振りも出来ないし、口を利くのは煩わしい。静かに独りで何もかも忘れたい。ざまあみろ、ここ 3 / 11 20 × 20 で自分を知る者は誰もいない。こんな所に知らぬ気で隠れてることなんか、誰にも分かりはしないんだ。あの自動車のセールスマンがこんな所でドーナツに食ついているなんて。ここは自分を束の間解放し、やっと自由にしてくれる。片時ほんとの自分に戻れる場所なのだ。 こんな時は、未だもう少し生きていてもいいかと思える気休めの一つ時。これがなかったら生きては行けない。いろいろな想像で物思いに耽ったり、周りの様子を観察したり、あっという間に時が経つ。と、コーヒーが冷めてしまう。僕はコーヒーは熱くないと頂けない。これをこぼして新しいのをくれなんて、お店の人には言えないから無理して飲むしか外はない。でも熱いコーヒーで仕上げをしないと気が済まない。お代りを頼むのは少し勇気が要るけれど、注意して機会を窺い、店員さんが手を空けた隙に思い切ってお願いする 4 / 11 20 × 20 が、これがちょっとばかりストレスだ。 先日こんな仕合せな一時を過ごしていたら、丁度小さな女の子がお母さんと一緒にやって来た。とても楽しげな様子のその子は独りで何やら口ずさみ、独り言でさえずって、小鳥のようにおしゃべりしている。母親は反対に無口な人らしく、何にも言わず答えない。ドーナツがトレイに乗せられて、レヂで手渡され、母親が財布をバッグにしまう間に女の子はいそいそとドーナツのトレイを座席に運ぶ。ちっちゃな手にトレイは揺れて、ゆーらゆら、千鳥足の不慣れな采女うねめ、荒海の中の小舟は危うし、と見る間に沈没だ。ドーナツのクリームが床に溶けて汚れた雪だるま。女の子は呆然と立ったまま。母親は少しも急がずやって来て、やはり何も言わずに片づけ始める。悠然と能の舞い、しとやかな立居振舞、幽かすかな歩みの緩徐楽章。店員の方も同じ調子で調和の合奏、他の客が待ってる様子もないのに (続く)
  • あんなことがなければ気付かなかった。
    • 208
    • 2015/08/25 21:30
    今までお世話になった人達への感謝を込めて・・・新しい虹をかけていこう
  • ブックの価値を見直そう
    • 1
    • 2015/07/25 15:43
    ほんとうに均1500エンしか価値がないか? 3000エンの価値があるんじゃないのか? 3000エンにすればクオリティがもっとあがるんじゃないのか?
  • エッセイ、創作
    • 71
    • 2015/06/28 17:34
    作り話
  • 全ての虐げられし者へ
    • 1
    • 2015/05/24 04:12
    ― Le rappel de la Jeanne d'Arc dans le folklore                民間伝承の中のジャンヌ・ダルクを思い起こせ
  • けろけろうさぎのひとりごと日記
    • 19
    • 2015/05/24 04:00
    時々、無性に想いをカタチにしたくなる…。 喜怒哀楽、ストレスになっているのかもしれない。 今もそう…。 誰でも感じるであろうその想い…の捌け口。 友達に話すという選択肢もあるけれど、内緒にしたい気持ちの方が強かったりして。 落ち着かない感情、冷静になるため。 そして、ネットの向こう側にいる誰かも、同じ想いでいると思うと安心したりして。 自己主張、自己満足。 ひとりごと、楽しみたい。
  • *note*
    • 4
    • 2015/03/22 01:29
    書きたいことを書きたいままに綴っていけたら。 *基本、返信はいたしません。
  • レス無しのエッセイ
    • 110
    • 2015/03/09 22:53
    のようなものを・・。
  • (^о^)68年間の日記張(><)
    • 621
    • 2015/02/26 13:33
    生き物は平等だと読んだ事がある生ある物には∞永遠∞など無く命尽きる日が必ず訪れるのだから幼い時から日記など殆ど書いた記憶が無い遅いけれど 今迄の過ぎ去った日々を書いて残り少ない人生を悔いが残らない様に生きて生きたい
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