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投稿コメント一覧 (3894コメント)

  • やめてください。

    同一ページに不揃いな文字が並んでいるのは、
    視覚的に美しくないし、なんとなく不安な気持ちにさせる。
    しかも最少の文字では、パソコン画面でもとても読めたもんじゃない。

    こんなことをしていたら、読み手におもねる平凡な投稿ばかり増え、
    敬遠されがちな少数意見を圧殺することになりかねないと思います。
    得てして、耳に痛い意見が真実を衝いていることがあるものです。
    これを締め出すことは、大げさに言えば言論統制ともなりかねない。

    誹謗・中傷に類する不愉快な投稿を抑止する効果はあるかも知れませんが、
    であれば、ルール違反の投稿を厳しく処罰する方法を講じるべき。
    手間がかかると言われればそれまでですが、
    健全な意見交換の場を作るためには、ぜひご検討願いたい。

  • 2013/01/28 21:08

    トピのタイトルに惹かれて来ました。
    パスカルの著作名からでしょうか、
    ずいぶん以前、学生時代に読んだまま、
    その後は触れずに今日まで来てしまいました。

    テーマを厳密には縛らないご方針、
    いいですね、自由で、気ままに書きこめて。
    ただ逆に運営する側のさばきかた次第、
    またそれに答える参加者次第、
    という難しさもあるのでしょうが。

    何人かの方が書かれていますが、イナメナスの事件。
    これからすこしずつ、背景が明らかになるのでしょう。
    いまはまだ考えが整理できていません。

    いま言えること。
    砂漠とはいえ、冬には暖房が必要なほど冷えるんですね。
    プラント以外何もない寂しい砂漠で一晩中銃口を向けられて。。。
    寒さと恐怖に震えていらっしゃったのではと思うと、
    胸が締め付けられる思いです。

    ところで。
    ここにはフランスと所縁のある方が集まっているようなので、
    お近づきにYou Tubeから、「バルバラ『黒い鷲』」。
    学生時代に熱中した歌手でした。
    暗くて、悲しくて、やりきれない曲が多いけど。

    http://www.youtube.com/watch?v=fd-2w4TgIQE

    とりとめなくなりましたが、またあらためて。

  • 2013/01/29 20:29

    >>No. 7490

    レス、有難うございます。

    >以前この時期にタンジール(モロッコ)に行ったことがありますが、
    >日中でも日陰は寒いほどでした。

    仕事でカサブランカとラバトには行ったことがあります。
    隣国のアルジェリアに比べて、穏やかな国民性、
    それに温暖な気候の緑の多い国土ですね。

    タンジェは地中海よりのスペイン領飛び地でしたでしょうか。
    それにモロッコには観光地が多いようで、かなり印象が異なります。
    時間があればフェズなんて、一度は行ってみたい古都です。

    また遊びにお邪魔します。

  • >>No. 7529

    イタリアはいいですね。私もこれまで何度か、旅行しました。北はミラノ、南はナポリまで。

    20台後半のこと、結婚後間もない細君と二人で、ローマからミラノまでレンタカーで旅をしました。小さなポンコツALFA FOMEOに、大きなスーツケースを詰め込んで。

    もともと計画だった旅が苦手なこともあって、宿泊地を決めないで行きあたりばったり。
    宿で朝食を摂りながら、地図をにらんで。で、今日はここまで行こう、と決めて、途中あっちこっち寄り道をしながら、結局は目的地が変わってしまうこともしばしばでした。

    その日はアッシジまで行こうと決めて、宿をでると車を走らせ、例によってフラフラと、着いた時にはもう日が暮れておりました。

    ご存知かも知れませんが、アッシジは小さな低い丘のいちめんに、石造りの民家が密集した古い町です。
    ふもとに一軒、ホテルらしい看板を見かけたのですが、せっかくだからとさらに丘の上を目指しました。

    いつしかメイン・ストリートを外れ、迷路のような路地に迷い込んでしまいました。
    ふもとに戻ろうと、だらだらと続く坂道をゆっくり下って行くと、なんと、そこは行きどまり。人がもぐりぬけられるアーチはありますが、車はとても通り抜けられません。

    ギアをバックに入れ、クラッチを切りつ繋ぎつしながら、両側の家の壁をこすらないように坂をゆっくり戻りました。ところが傾斜が急で、途中でクラッチ版が擦り切れて、、、
    エンジン音ばかり盛大に鳴るのですが、車はピクリとも動きません。

    薄暗い路地に立って、妻とふたり途方にくれておりますと、下のアーチから7,8人の男女がやってきます。穏やかに談笑しながら、私たちに気がつくと口々にイタリア語で。

    こういうときは分かるもんですね、
    「どうした、何か困ったことでも」
    顔つきや声の調子から。そのなかにフランス語の上手なご夫妻がいらっしゃって、
    「我が家はすぐそこだ。昔下宿をやっていた時の部屋が空いているから、泊っていけ」
    とおっしゃってくださって。

    外観は古めかしい石造りの建物なんですが、なかは綺麗に内装が施してあって、近代的なんですね。
    まずキッチンで、パンと生ハムを切り分けて、それに赤ワインをグラスに注いでくださいました。

    ほろ酔い気分で寝室に案内されると、清潔そうな真っ白なシーツが明るい照明に照り映えて。ちょっと狭いのですが圧迫感はなく、私たちにはほどよい広さの居心地の良い部屋でした。

    翌朝はパンとコーヒーをいただいてからオイトマしました。別れ際、ありきたりのことを聞きましてね。
    「見ず知らずの外国人を、家に入れることにためらいはないのか」
    すると、
    「この町には聖フランチェスコの精神が今も生きているんだ。困った旅人を助けるのは、当然のことだろう」
    ご夫妻、なんの衒いも気負いもなく、そうおっしゃるんです。

    AIVSから代わりの車が届くのは昼頃とのことでしたので、それまであたりを散策することにしました。

    ご夫妻に勧められて、まず隣の一段高い丘に登りました。その見晴らし台から眺める町の全貌が朝日に照り映えて、はっとするほどの美しさだったのを覚えております。
    そのとき初めてアッシジの建物がみんな、淡いさくら色に統一されていることに気付きました。

    それから町中に戻り、聖フランチェスコ教会に行きました。
    あいにく改修中で中には入れませんでした。前庭で教会のファサードをながめておりますと、たまたまでしょう、そこに買い物かごを下げた奥さんが通りかかり、
    「残念でしたね。それではご機嫌よう」
    と言って、あっさりとそのまま去っていきました。

    それはそっけないと言えばそっけない、でも
    「部屋を一晩提供したことなど、なにほどのことでもない。あたりまえのことをしたまでです」
    と言っているようにも見える、潔い別れ方でした。

    イタリア人と言えば、とかく陽気でお喋り、というのが私たち日本人の一致した見方でしょう。でもその裏には、カトリックの教えに裏打ちされた篤実な生活があるのだということを教えられた、思い出深い旅となりました。

  • >>No. 7577

    禅にイタリア人が真摯に向き合う。。。
    サッカー選手の乱暴狼藉ぶりを見ていると、
    ちょっと意外な感じを受けました。

    実家は名ばかりの臨済宗です。
    今では白隠禅師の飄々とした書画が好きになりました。

    曹洞宗は良寛さまの詩歌がすばらしい。
    もちろん道元禅師の早熟ぶり、
    宗派を確立してからの妥協を許さない厳格さにも
    感銘を覚えたものですが。

    口だけ禅宗のタワゴトとお聞き流しください。

  • >>No. 7580

    ブリュンヒルデ、ですか。
    「ラインの黄金」のヒロインですね。
    ワグナーにも学生時代傾倒した記憶があります。
    一度はバイロイト音楽祭にも行ってみたいと思いつつ、
    今のところ果たせずにいます。
    いつか、きっと。。。
    なんて考えてみると、行きたいところがこれでもか、と。
    まあ、順々に、と思ってます。

    ぼくも単身赴任やら長期出張やらが多く、
    結婚生活のうち1/3は一人暮らしでした。
    いまのところぼくの死をみとってくれるそうですが、
    いつどこでなにがあるか、とひやひやしています。

    ところで、新潟はぼくには馴染みのある町なんです。
    以前ロシア極東に仕事がありまして。
    ハバロフスク、ウラジオストクに行くには、
    新潟国際空港発のアエロフロートを使うんですね。
    上越新幹線で新潟駅につくのがちょうどお昼ごろ。
    駅前の伊東屋によって、海藻入りのソバ、
    というのが半ば習わしになっておりました。

    懐かしいな。
    これからもどうぞよろしく。

  • 2013/02/01 21:11

    >>No. 7582

    フランスがお好きなんですね。共鳴します。

    ところで、今内戦でニュースになっているマリ。
    そこの国民的歌手にSALIF KEITAがいます。
    こんな歌はご存知?

    「俺たち、動く、ない」
    http://www.youtube.com/watch?v=Q-nVpxxSv_M

    フランスの植民地主義を激しく批判する内容。
    歌詞のほとんどがマリの部族語で書かれています。
    じゃ、なぜ内容が分かるかと言いますとね、
    フランス外務省が仏訳したものをネットにアップしてるんです。

    なぜフランスが好きか、と問われると、
    いろいろな理由はあるのですが、
    突き詰めると「その生き方が好きだから」となるでしょうか。
    自分の自由を守るかわりに、他人の自由を尊重する、
    思想信条、言論。そりゃみんな違うだろ、という前提。
    徹底した個人主義なんですね、誰がどこで何をしようが、
    他人の自由を侵害しないかぎり、気にしない。

    この歌もそう。
    旧植民地の他民族が批判しても、
    それを受け止めるふところの深さがある。
    他人を型に押し込もうとする私たちから見ると、
    異質の世界と言えるかも知れませんね。

  • >>No. 7595

    私に軽率な発言があったようならご容赦ください。

    宗教に関してはきわめて曖昧な態度で接しております。
    釈尊、イエス様、モハメッド師、
    結局それぞれの教えの中枢の部分で、何がどう違うのか、
    それすら今日まで分からずに右往左往しております。

    なお、年齢、現在の居住場所につきましては、
    ここでは伏せさせていただきます、悪しからず。
    (海外在住中とだけ申し上げておきます。)
    また時がくれば、ご相談することもあるかもしれず、
    その際はどうぞよろしく。

  • >>No. 7602

    実家は「臨済宗の檀家」と書くべきところでした。
    やはり軽率でしたね。

    ロッソさんへの直接の答えにはならないのですが、
    ちょっと思い出したものですから。

    ここ数年、年に2回、10日ほどずつ休暇をとって、
    フランス国内の教会めぐりをしてまいりました。
    これは優れて妻の嗜好によるものです。

    彼女は16年間カトリック系の教育機関で学び、
    聖書の世界に親しんだようです。
    しかし、家庭はカトリック信徒でなく、
    非プラクティカルな臨済宗の檀家であり、
    彼女も受洗する意志はないようですが。

    というわけで、私は運転手役に徹し、
    彼女の指示のままに教会までお連れする、
    というのが、ここのところの習わしとなっております。

    ゴシックの壮大な建造物は、信仰と別にしてもたいそう立派に見える。
    重機のない時代に、人力だけでよくたてられたものだと感心します。
    また、内部には長年のひとびとの祈りが蓄積されているようで、
    一般の建築物とは異なる雰囲気があるようにも感じます。
    ひんやりと冷たい、身が引き締まる厳粛な雰囲気、といいますか。。。

    私は教会の中を撮影するのはなんだか気がひけるのですが、
    彼女はおかまいなしに写真を撮るんですね。
    すると、不思議な光景を目にすることがあります。
    ステンドグラスから柔らかい光が射しこむ薄暗がりに、
    無数の綿ぼこりが浮いて映っている。

    もちろん肉眼で見ることはできないんです。
    でも、彼女がデジタル・カメラのファインダーを覗くと、
    そこにはすでにはっきりと見えているそうです。
    で、実際にそれが写真にしっかりと映る。

    ええ、何枚も、何枚も、そんな写真が手元にあります。
    この話をすると、女性は身を乗り出して、
    「あ、これオーヴじゃない?」
    「うわー、本当だ」
    と、とても素直に喜んでくれる。

    ところが、私が男性の気心の知れた知人に見せると、
    「埃だろう」
    とか
    「カメラのレンズが汚れていたんだろう」
    とか
    「光線が屈折して映ったんだろう」
    とか、非常に現実的なコメントを下して、
    鼻先で、ふふん、と笑う。
    それはまだいい方で、
    ちょっと憐れみのこもった目で私の顔を見たりするのもいる。

    目に見えないもの、常識で測り知れないものを目にしたとき、
    こうも男女の間に差がでるというのも面白い。
    女性には理屈で理解できないものを、
    軽々と、素直に、感覚でまるごと受け入れてしまう。

    実は、私も長らく「レンズの汚れだろう」
    というほどに思っておりました。
    それが2年ほど前になりますでしょうか、
    ちょっと不思議な感覚のできごとがありまして。

    フランス中部には古いロマネスクの教会がたくさんあります。
    オルシバルという寒村に、11世紀に建てられたものがあって、
    その地下聖堂の聖櫃の前に立ったときでした。

    まあ、いつもと変わらず、ありきたりなお祈りをしまして、
    「家内安全、商売繁盛」といったタグイのもの。
    すると、なにやら得たいの知れない力で、
    頭の中身をつかまれ、ぐっと引き上げられる感覚に包まれました。

    それはちょうど、むかしのエレベーターで、
    上昇して急にとまったときの感覚に似ていました。
    あるいはジェット・コースターで急に下るときの感覚、と言ったら良いか。
    ただそれは乱暴に振り回される不愉快な感じではなく、むしろ心地良い、
    とても気持ちが安らぐ感じ、という感覚でした。
    その感覚を味わいたくて、いつまでもそこに佇んでいた記憶があります。

    私は気付かなかったのですが、
    その様子を妻が背後から写真に撮っておりました。
    後になって彼女にその写真を見せられて。
    私の頭上にはっきりとした赤い光が浮かんでるんです。
    彼女いわく、そこに光るものは何もなかったはず。
    私にも記憶がないんです、頭上にランプやろうそくなど。。。

    それもオーヴと呼ぶのかどうか知りませんが、
    教会の中には不思議な感覚を呼び覚ますエネルギーがあるのかもしれない、
    そんな風に思いました。
    いまでは、不可視なものについても、
    すこし感心を持ち始めております。

  • 2013/02/02 17:12

    >>No. 7600

    モジリアーニ、いいですね。
    女性のヌードは実に肉感的にして官能的です。

    貧乏なくせに酒浸りで、
    カフェに現れては酒代欲しさに客の似顔絵を描く。。。
    アズナブールのLa bohemeを聞くと、彼を連想してしまう。

    でも、こんな男に惚れたジャンヌ・ユビュテルヌが不幸でした。
    結核、だったかな?早逝した彼の後を追って、
    パリのアパルトマンの屋上から身を投げた、
    んでしたっけ?

    平日投稿するときは、こちらはLunch Breakです。
    そんなに距離は離れていないかもしれませんね。

  • No.7620

    Re: 白隠展

    2013/02/02 17:21

    >>No. 7613

    白隠禅師の書画は全国に散在していて、
    集めるのは容易ではないようなことを新聞で読んだ記憶があります。
    せっかくの機会ですから、行かれたら?
    そして感想など書いてくださると、ありがたい。

  • >>No. 7627

    宗教からはずれて、突飛な話で困惑させてしまったようです。
    オーヴ云々はさておき、教会で感じたあの安らぎと言いましょうか。
    それは私個人にとってのまぎれもない事実、体験として、
    これからもその理由については考えてまいりたいと思っております。

  • >>No. 7658

    芭蕉とはかなり趣向がことなりますが。
    お念仏の高僧に一遍上人がおられますね。

    どこかで耳にした逸話で、作歌の際、下の句を
    「南無阿弥陀仏の声ばかりして」
    としたところ、禅宗の僧侶から
    「それではまだ自我が消えていない」
    と指摘をされて、これを変えたという逸話が。

    もう記憶が曖昧なので、ググってみましたら、
    こんな説明が見つかりました。

    『法燈国師、心地覚心という禅密兼修の人物が紀州の由良にいた。
    一遍はかれにまみえて、おのれの心境をこういううたにした。
     「となふれば 仏もわれも なかりけり 南無阿弥陀仏の 声ばかりして」
    これにたいして、覚心にまだ不徹底であるといわれて、
    一遍はさらに次の歌を示した。
     「となふれば 仏もわれも なかりけり 南無阿弥陀仏 なむあみだ仏」』

    芭蕉の句から連想したもので。

  • >>No. 7672

    南無阿弥陀仏もこわしてしまう。。。

    そこまでは知りませんでした。
    禅と専修口称念仏の分岐点なんでしょうね。。。

  • >>No. 7676

    >結局、仏教というのは、衆生本来仏なり、で終わりなんです。
    「一切衆生悉有仏性」、、、ですね。
    それは「悟り」というステップを踏んではじめて、
    実感として意識されるのでしょうね。
    私が今それを言っても、
    たぶん実態を伴ったことばにはならいと思います。

    >つまり、禅をやろうが、念仏をやろうが、そんなことする前に決着が
    >ついていたということを悟ることだけなんです。
    ご本位でないことを承知のうえで申し上げると、
    私は親鸞聖人のお言葉を想起させられました。
    「阿弥陀48願はすでに結願されている。
    つまり人間はみな、既に救われることが決まっているのだ。
    それを知り、阿弥陀に顔を向け、称名するだけで良い」
    という趣旨だったとおぼろげに理解しております。

    >神も仏も、そんなもんいらないんです。寝たり、起きたり、泣いたり、笑ったりの、
    >この日常が完璧だということです。
    心が軽くなるひとことですね。

    一般のモノサシに沿った理屈で物事を理解したつもりになっていても、
    それは血肉と化した知恵とはほどとおいもの。
    その意味で、私がこれまで書物から学んだり人から聞いたところの
    仏教はじめその他の宗教の教義は、理屈のレベルに留まっておりまして、
    このような観想に至るには、私にはまだ時間が必要なようです。

    これからもお話を楽しみにしております。

  • 「バオバブの木」って、ご存知?

    子供の頃、読んだ方も多いんじゃないかな、
    「星の王子様」。
    これを書いたのは、サン・テックス。
    (エグジュペリというのは、
    フランス人にも発音しにくいんでしょうか?)
    プロペラ機が飛び始めた有視界飛行の時代からの、
    武骨な飛行機乗りだったそうです。
    最後は第二次大戦中、地中海上空で消息を絶った。

    10年ばかり前、彼が乗っていた飛行機の残骸が
    マルセイユ沖から引き揚げられた。
    独逸人パイロットが偵察機に乗っていた彼を
    撃墜したことを認めたそうです。
    そのパイロットも戦時中からのサン・テックスの古い愛読者で、
    撃ち落としたのが彼だったと知って、たいそう悲しんだとか...

    セネガル北部にサン・ルイという小さな町があります。
    英語読みすればセント・ルイス。
    郵便輸送機の操縦士だった彼が
    定宿にしていたという小さなホテルがその町にありましてね。
    泥色をしたラグーンのほとりに建った二階建て。
    階下のレストランの壁一面に、
    もうくすんでしまったトロピカルな絵が描かれていまして。
    遠い昔のこと、昼飯を食いながらそれを眺めていた記憶があります。
    「バオバブの木」もその絵のなかにあったような...
    例によってうろ覚えです。

    そうなんですね、その辺り一帯、海水が浸透した干潟。
    塩害に強い植物しか育たない。
    バオバブは強いらしいんです、塩に。
    名前の響きもおかしいけれど、また珍妙な形をしていましてね。
    ツチノコのようなずんぐりむっくりした胴体が、
    頭の方にいきますと、急にキュッと引き締まって、
    そこから太くて短い枝が四方八方に伸びて葉が茂ってる。
    そう、ほんの頭の部分だけ、窮屈なカツラをかぶせたような姿で。

    見たかったんですね、これを。
    だって、「星の王子様」の挿絵にあったから。
    そんな植物があるんだろうか、って長いこと疑問だったから。
    そしてそれは、その絵のままでした。
    ダカールからサン・ルイに向かう道の
    その両脇に広がる平原に、ポツン、ポツンと立っている。
    思わず噴き出してしまいそうなとぼけた姿で。
    草むらのうえに立つ木は彼ら以外にいません。
    それを見たとき、バオバブの木陰で遊ぶ
    Petit Princeの幻影を追っているサン・テックスに巡り合えたような気がしました。

    宮崎駿監督も好きだったそうですね、サン・テックス。
    「紅の豚」のモデルとは言いすぎかも知れませんが。
    大柄で、決して器用ではなかった彼の姿が、
    その背後にうっすらと浮かんでくるようで。

    …とまあ、これも連想の果ての妄想です。

  • >>No. 7727

    >リチャード3世ファンは、このプリンスはせむしではなかったと信じていたようですが、
    >せむしではなくとも体がs字のように曲がっていたらしい

    そうなんですか。。。
    シェークスピアの史劇は、その姿については事実に忠実だったんですね。

  • 2013/02/06 20:30

    >>No. 7732

    >今まで紛失してた挿絵が、何枚か発見されたの。かな?。
    >絵の違う版がみつかったんだったかな?。

    ふ~ん、知らなかったな。。。読んだのは、だいぶ前のことだから。
    ググってみました。そしたらね、
    ① 1999年にガリマール出版が誤植、挿絵を修正したものを出版
    ② 2006年に紛失したとされていた原画が発見された
    という記述が。99年の修正版が翻訳された際、挿絵も修正された、
    という可能性が高そうですね。

    バオバブの花、見たことなかった。有難う。
    お母さんの看病、大変だったんだろうな。。。
    マグカップ、割れても大切にしてね。

  • >>No. 7734

    「リチャード3世」
    映画は見ていませんが、某小劇場(日本)の舞台で見ました。
    かなり前になりますが、せむしを演ずる役者の熱演はよく覚えています。
    それにしてもトマス・モアとシェークスピアの繋がり、
    まったく想像できませんでした。ずいぶんディープですね。
    処刑されたモアの半世紀後のイングランドでの扱われ方は、
    いったいどんなものだったんだろう。。。

    ++++++++++++++++++++++++++

    「ぼくが行った場所」
    というのはすこし厄介な質問かな。
    行った国の数を数えることは、もうとうの昔にやめてしまって。
    地図上で国をひとつずつ塗りつぶしていけば、分かるとは思うんだけど、、、
    欧州、アフリカ(北・西)、中近東、旧ソ連を中心に、たぶん50カ国くらい?
    通りすぎた町や村の数はもうカスミのなかです。
    なにかエピソードを思いだすごとに書いてゆきますね。

    …ここに来るたび、不思議とリラックスした気分になります。
    みなさんの話題やふとした一言に触発されて、
    記憶がよみがえってくる感じです。ありがとう。

  • >>No. 7770

    >私は自分の分野なら何度もしているし、本も2冊だしているよん〜。

    へ~、それはスゴイ!
    ちなみに差し支えがなければ、専門分野はなんですか?
    いろいろなことにご興味がおありで、広範囲な知識を持っていそう。

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