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No.3970
ソークサさん、 長い間、…
2018/12/30 21:06
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No.3692
パタさん こんばんは。 …
2018/12/29 20:17
>>No. 3691
パタさん こんばんは。
>ベティ・ディビス
も息の長い女優でした。1930年代から活躍している。ボガートの「化石の森」なんか、若くて純情でした。「イブの総て」、もうこのころは大女優、アン・バクスターが幾ら頑張っても、ディビスの貫禄には適いませんでしたね。晩年は、お書きの「何がジェーンに起こったか?」。怖い映画でした。
そして最晩年は「八月の鯨」、こちらも息の長いリリアン・ギッシュとの姉妹を演じました。痩せて往年の面影はなかったけど、目の不自由な意固地な姉を力演しておりました。妹を演じたリリアン・ギッシュ、実年齢では本当は彼女の方が上だったのです。 -
No.3689
パタさん おはとうございます。…
2018/12/29 08:14
>>No. 3688
パタさん おはとうございます。
「大砂塵」は以前、ジョニーが何故ジャニーなのだ!という話題で盛り上がりましたね。本作、製作はリパブリック。当時としては忘れられたような1930年代の大スタージョーン・クロフォードを引っ張り出したので、社長のハーバート・イェーツが自らプロデューサーを努めました。しかし製作をも兼ねる監督のニコラス・レイはこの大女優の我儘に振り回される。為にこの反骨の監督はマーセデス・マッケンブリッジばかりに演出をつけ、クロフォードはほおっておいたので、彼女は怒り脚本のフィリップ・ヨーダンを呼び映画のラストを書き改めさせてしまう。この映画も赤狩りの影響を受けている。本当の脚本はベン・マドウの手によるものらしい、ヨーダンはフロント(名義貸し)なので脚本の変更を要求されても何の痛痒も感じなかったでしょう。怒ったのはレイ、その腹いせではなかろうが、ダンシング・キッドと手下のターキーの関係に強烈なホモ・セクシュアルを感じさせる描写をはさみ込むのです。キッドがエマと踊る最初の方のシーン、ターキーは最初は笑って見ているが、カットが替わると複雑な表情を見せるのです。そしてターキーがリンチで殺されるとキッドは怒りのあまり異常に取り乱すのだね。いずれにせよリパブリックとしては珍しいこの大作、異色作として世に残りました。そしてヴィクター・ヤングの主題曲の力も大きいと思います、ペギー・リーで有名な歌はラストにほんの少しだけ流れます。ワット・イフ・ユゥ・ゴー♪~だね。哀調を帯びたいい歌でしたな。
本作、最近ではカルトの領域らしい。しかし、さほど面白い映画ではないと思うね。お書きの双葉先生は、☆☆★★と非常に辛い。私もこの点数が本当だと思う。 -
No.3687
パタさん こんばんは。 …
2018/12/27 21:01
>>No. 3686
パタさん こんばんは。
>”メール・オーダー・ブライド”
アメリカ開拓時代には広く行なわれたようで、通販カタログに花嫁のプロフィールを載せて、男の気を引いたようです。これもフロンティアでは女の人が圧倒的に少なかったのが原因のようです。
これをタイトルにしたのが「モンタナの西」。この映画の主人公は亡き友人の頼みで放蕩息子の面倒をみるのですが、亡き友人の牧場に落ち着かせようと、通販花嫁を連れてくる。しかし、若者はそれを、いらぬおせっかいと反発する。
この花嫁を見つけるのが、尾篭な話だが、トイレの紙にしているカタログなのです。おそらくシアーズの通販カタログでしょう。「シェーン」でヴァン・へフリンが雑貨屋で、パラパラとめくり、女の下着の頁をみて目を細める。
そして、連れてきた通販花嫁はこぶ付きだった、なんてのは監督のバート・ケネディのユーモアでした。製作のリチャード・E・ライオンズは「昼下りの決斗」や「ランダース」など、老年の心意気を描くのがお好きなようです。本作の主人公バディ・イブセンも老年、これが若者を助けます。ラストの決闘は「昼下り」のランディ・スコットを彷彿とさせます。しかし、そこはケネディ、ユーモア溢れる幕切れは爽やかなのでした。 -
No.3685
パタさん こんにちは。 …
2018/12/26 16:32
>>No. 3683
パタさん こんにちは。
ジョージ・パルは、50年代パラマウントでSFを盛んに製作しておりました。「黒い絨毯」なんて、SFパニックというよりもドラマなんだけど、辺境の物語なのでエキゾチックでありました。
物語は1901年の南米、一代で巨大なカカオのプランテーションを築き上げた男が主人公。このクリストファーにチャールトン・へストン、そしてこの男の花嫁としてアメリカからやって来るのがジョアンナ、扮するはエリノア・パーカー。このジョアンナが船で河を遡り、主人公の農園を目指すところから始まります。しかしジョアンナが船着場に到着しても迎えにきたのは番頭頭の男のみ、彼女は不安になります。それもそのはず彼女はクリストファーの兄が彼のためにアメリカで広告を使い花嫁を募集し、その折りの選考委員だったわけです。ところがその兄が彼女を気に入ってしまったので、ジョアンナが花嫁となり、遥々やって来たという訳なのです。これは西部開拓時代に在った”メール・オーダー・ブライド”というやつですね。だからこの時代、花嫁も花婿も一度も顔を合わせてはいないと言う、現代では考えられない乱暴な結婚だったのです。
クリストファーは十九の歳より開墾を始め農園を成功させ、今や豪邸を建て後は家族をと思っている。この男、異郷で1人頑張って来て大層な成功を収めておるので、いまやまさにキングとなって我儘の塊。そこへ、美人でしかも教養のある女がやって来たので、男は尻に敷かれまいとさらに傲慢な性格を女にぶつけるのでした。この男、ある種潔癖症。家にしろ家具にしろ新品がお好み、ところが、この花嫁には意外な秘密が在ったのだネ。
脚本はフィリップ・ヨーダン、「探偵物語」や「折れた槍」の脚本家、何かに執りつかれた頑なな男を書くのはお手の物ですね。
エッ、どこがパニックだって?そうなんですこの映画、95分ほどの映画なんですが、その1時間以上が頑固な男と、従順でない女の確執を描いておるのです。ようやくパニックらしい様相を示してくるのは、20何年か振りにマラブンタが発生したと云う極々後半のところから。しかしこのマラブンタ、この異様な言葉の響き、なんとも恐ろしそうじゃありませんか。
これがクリストファーの農園を襲ってくるのです。この脅威の凄さは、クリストファーのライバル農園主のジョン・ダイークスが綺麗な白骨と化して仕舞う事でも知れようというもの。主人公はこの恐怖のマラブンタから農園を守れるのか、そしてこの絶世の美女とは理解し合えるのか、物語は壮絶なクライマックスを向かえます。
50年代のSFは、今の映画から見ると非情にチープに見えてしまい、あくびを呼ぶことも多い。でも、荒唐無稽さが、どこと無くたわいもなくて面白いのです。 -
No.3682
パタさん おはようございます。…
2018/12/25 09:49
>>No. 3681
パタさん おはようございます。
「遊星よりの物体X」も面白い映画でした。ジェームス・アーネスが怪物を演じていました。テレビの「ガンスモーク」の遙か昔。映画の中で、怪物が火達磨になるシーンがある、これを演じたのがスタントマンのトム・スティール。スタントマンには命知らずが多いね。まさに映画の縁の下の力持ちです。
主演のケネス・トビー、このころは本作以外にも、「原子怪獣現わる」や「水爆と深海の怪獣」などSFに出演している。この人、般若のような形相なのだが映画では2枚目。「水爆と・・」では、怪獣の大蛸なんか相手にせず、共演のフェイス・ドマーグ嬢に御執心。そらタコより、美女の方が楽しいわなァ~。
ダイナメーションは、造形はリアルですが、東宝のような、ミニチュアを破壊するという手が使えない。パペットか着ぐるみ、甲乙つけ難いですな。 -
No.3680
パタさん おはようございます。…
2018/12/24 10:14
>>No. 3679
パタさん おはようございます。
「ゴジラ」は面白い映画でした。東宝特撮も、大人が見ても面白い映画つくりでしたね。しかし、「ゴジラ」も「キングコング」と一緒で毀誉褒貶あったみたいですが、大ヒットした。おなじ頃、アメリカでも「原子怪獣現わる」なんてのがあり、こちらの方が少し製作が早いのだけど、よく似たシーンがあるのです。そして、近作のエメリッヒの「ゴジラ」は、こちらを強く意識しておりました。「原子怪獣現わる」はブラッドベリが係わっている。恐竜が好きだったんだね。
東宝特撮は”ラドン”の記憶だあるのだが、自分の意思で見に行ったのは「地球防衛軍」あたりからと思うのです。やがて、特撮シリーズも子供向けになり、私も長じて見なくなりましたね。 -
No.3676
パタさん おはようございます。…
2018/12/22 10:31
>>No. 3675
パタさん おはようございます。
テレビ「幌馬車隊」の主題歌は懐かしいですね。「大いなる西部」で有名なジェローム・モロスの手になるものですね。以前「赤い砂塵」を見ていたら、劇中この旋律が聴こえてきた。果たしてモロスは、この曲が気に入っていたのか、はたまた手抜きか、いずれかでしょう。
同じことをアルフレッド・ニューマンもやっていて、「若き日のリンカン」に使われた”アン・ラトレッジのテーマ”。これが「女傑ベル・スター」なんて1941年の映画にも使われていた。これなんかは、明らかに忙しいニューマン氏の手抜きのように思われますね。
上記の例とは違いますが、ビル・エリオットの「テキサス警備隊」でタイトルバックにも、聴いたことのある旋律が流れる。劇中エリオットが口笛で、このメロディを吹く、ここで思い出した。これはプレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」だ!調べてみたら、この曲「オーラ・リー」といって南北戦争のころに流行った、南軍のラブ・ソングらしい。
そういえば「テキサス警備隊」の主人公も戦争帰りの南軍兵士でした。 -
No.3674
パタさん 皆さん おはようござ…
2018/12/19 11:54
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No.3670
パタさん おはようございます。…
2018/12/18 08:56
>>No. 3669
パタさん おはようございます。
昔はテレビで、アメリカのTV番組を沢山放映していましたね。お書きの諸番組は、どれも見ていましたよ。
おもえば、リッキー・ネルソンの番組なんかで、アメリカの豊かさを知り、アメリカ映画が好きになったものです。お書きになった作品の幾つかは、日本のdvdでも出ていて見ることが出来るのですが、これは値段が高い。
ところが、○マゾンなんかには、これらの番組のdvdが、米盤ですが非常に安価で出ているので、つい買ってしまいます。日本語字幕なんか無いので、すぐに飽きてしまうのですが、やはり思い出なんでしょうかね。
「ビーバーちゃん」。見ていると、バックにオーディエンスの笑い声が入る。これもアメリカのテレビ番組ならではの仕掛けでした。 -
No.3667
パタさん おはようございます。…
2018/12/16 08:51
>>No. 3666
パタさん おはようございます。
私もパタさんと同い年なので、同じように映画を見ています。昔はリバイバルというのがありました。私も「海底二万哩」はリバイバルで見ました。大イカとの闘いは興奮したものです。その頃に「駅馬車」を見て、西部劇が好きになったのです。テレビでは「ララミー牧場」、60年代初頭は西部劇ブームでした。
私もオードリーには魅了された口です。「シャレード」、冒頭の雪山、オードリーの美しさが白い雪に映え奇麗でした。「昼下りの情事」もこの頃リバイバルでみましたね。私がクーパー氏を厳しく書くのは、オードリーを手玉に取るクーパー氏に、或る意味嫉妬かも知れません(嘘です!)。本当は彼女は小悪魔的でもありますからね!
今では、オードリーの映画も、すべてdvd、bdで見ることが出来ます。いい時代ですね。 -
No.3664
パタさん おはようございます。…
2018/12/10 11:14
>>No. 3663
パタさん おはようございます。
「犯罪王リコ」や「仮面の米国」はヘイズ・コードが出来る前の映画なので、物語を本当に厳しく描いていましたね。「仮面の米国」、私のご贔屓の俳優ハリー・ウッズが刑務所のガード役で出ていて、囚人の足枷がゆるんでいないかチェックする、この人、いつも憎まれ役なので、その嬉しそうな顔が非常に良かったのです。
最近見た刑務所の映画では、「第十一監房の暴動」というのが面白かった。ハイ・キー気味のトーンがドキュメンタリーのようで、そしてネヴィル・ブランド、レオ・ゴードン、エミール・メイヤー、フランク・フェイレンといった強面俳優ばかりの男だけが出演する、テンポのいい映画でした。
この映画を製作したウォルター・ウェンジャーは、本作製作前に、奥さんで女優であるジョーン・べネットのマネージャーを拳銃で撃って、実際に刑務所に入っていたので、その体験が加味され、よけいリアルな映画になっておりました。 -
No.3662
パタさん、こんにちは。 …
2018/12/08 14:31
>>No. 3661
パタさん、こんにちは。
「河上の別荘」はフォックスのプロデューサー、ウィンフィールド・シーハンというのはトーキー到来で「懐かしのアリゾナ」をヒットさせたのだが、この時期ニューヨークの刑務所で起きた暴動に興味を惹かれ、刑務所を舞台にした物語を企画し、フォードを監督に指名し映画を製作しようと画策した、しかしMGMに先を越されてしまう。「ビッグ・ハウス」というやつです。これがヒットした為、シーハンは一気にヤル気を無くしてしまった。それに付込んだのがジョン・フォードで脚本はモーリン・ワトキンスの書いたものがあったので、フォードはこの脚本をこの映画にも”おっさん”役で出ている喜劇役者のウィリアム・コリア・Srとで書き直し、なんと喜劇に仕立て挙げて仕舞う。
なるほど、巻頭は夜の刑務所、夜霧がサーチ・ライトの浮かぶ辺りは非常に良い出足であります。が、この刑務所から脱出するスペンサー・トレイシーとウォーレン・ハイマーが登場し自動車で逃げようとする辺りがら、一転して喜劇になる。まあこの映画ではトレイシーは脱獄の名人という設定になっておるので致し方ないな。映画はこの後、刑務所内で生まれたハンフリー・ボガートとクレア・ルースのラブ・ロマンスを、腐れ縁のトレイシーとハイマーが助け、取り結んでやるといった、現代版「アイアン・ホース」か「3悪人」といったとこだが、コメディなのでエピックのように劇的ではない。むしろ戦後のボガートの「俺たちは天使じゃない」といった、お伽話のような気分の作品でした。勿論本作ではボガートは助けられる方ですがね。
この「河上の別荘」という題名は、劇中歌われる応援歌のような歌に出て来て「河上にある、別荘にナントカ~」なんて歌われております。シーハンは企画が遅れてMGMの後塵を浴びたため雲隠れしてしまった、その間を縫ってフォードはこれを2週間で映画に仕上げたようで、長廻しに継ぐ長廻しでなんとも特色のないエンタメになってしまいました。時折面白い場面も現れます、最後は野球の試合。ここでビル・コリアの監督は試合の始まる前に、相手のピッチャーを軽く甚振ります。これはのちの「リオ・グランデの砦」でフレッド・ケネディを拳闘の試合の前に甚振るビクター・マクラグレンのようでもありましたな。
とまあ、こんな映画であります。ボギーも、後年のハードボイルド さは全くありません。 -
No.3660
パタさん こんにちは。 …
2018/12/07 15:30
>>No. 3659
パタさん こんにちは。
「ビリー・ザ・キッド」。これも、ワイドスクリーンで撮影されたようですね。しかし、こちらは、このワイド版は失われておるようです。主人公のビリーは、この作品の、たった50年たらず前に死んでいるのでです。そして、この作品に描かれたお馴染みの「リンカン郡の戦い」は、けっこう史実に近いらしい。
最近、出版された「西部劇論 その誕生から終焉まで」という本に本作が少し触れられていて、「ビリー・ザ・キッド」はウィリアム・S・ハートが監修していて、ハートはビリーの所持していたという拳銃を持っていたらしい、その拳銃を映画の小道具として貸し出したという。ここまでは西部劇ファンは誰でも知っておるのだが、この本によると”ただし、その拳銃はキッドの死後製造されたものと判明したという”なんて落ちがついているのだが、これは初めて聞いたな。 -
No.3658
パタさん おはようございます。…
2018/12/03 10:33
パタさん おはようございます。
お書きのウォルシュの「ビッグ・トレイル」は、まさに”ビッグ”な映画です。これは米盤のブルーレイで見ると、グランデュアが再現されていて、そのスケール感には圧倒されますね。
ジョン・ウェインは大学時代、アルバイトとして撮影所で働いていたのだが、そこで知り合ったのがジョン・フォード、1920年代の話ですね。ジョン・フォードは彼が気に入ったのだね、端役で自分の映画に使った。しかし、この時分は芸名など無いし勿論クレジットにも名前は載らなかった「最敬礼」なんか同じく端役のワード・ボンドはタイトルに名前が出たのに、ウェインは出なかった。そんなウェインも遂にタイトルに名前が出たのが本作。監督のラオール・ウォルシュはウェインが或る映画の小道具を運んで居るところを目に留め、主役に決定したという。
この映画、日本で出ているDVDはスタンダード・サイズで収録されたものしか出ていないのですが、本来はグランデュアなる70mmのフィルムで撮影されておる。今回このワイド版を観ることが出来ました。米版フォックスのDvDですね。感想は凄い!の一言。物語はミシシッピ河岸に集結した西部開拓団のカバード・ワゴンの壮観なるショットから始まるのだけどこれが凄い、この70mmというのは視野と奥行きを拡げるためのフィルムであるらしかったのだが、この目論見は見事に成功している。CGなど無かったこの時代、この幌馬車隊の集まっている様の、その奥の奥までワゴンが並ぶ素晴らしいショットには圧倒されるね。ジョン・ウェインが画面に登場してから、直ぐそのあとヒロインの乗るリヴァー・ボートがやって来るのだが、これがまた壮観なのです。船上から見える河岸のその広大な広がりはまさに美観、ワイド画面の素晴らしさを超弩級に堪能出来るのでありました。
この時期、フォックスには三大ロケーション監督というのがいて、それはジョン・フォード、ヘンリー・キング、そして本作のラオール・ウォルシュであったそうな。その名に私負うべくウォルシュは次々と素晴らしいショットを連発するのだ。河船が着き、煙を棚引かせる様をバックに繰り広げられるドラマは素晴らしいのですが、これをスタンダード画面で観ていたのでは窮屈でしかない。ウォルシュはこの映画を撮るために、16名のカメラ・マンを使い、常に遠方の風景の中にも人、物、動物を動かしている。そしてその場面を演出するために6名の第2班監督を動かしておる、さすがロケの達人だな。しかし、この壮大なスケールを持つ映画も、この70mmを映す映画館が全米には2館しかなく、殆どの映画館ではスタンダード・サイズで封切られ、折角の超大作エピック映画も成功しなかった。そのため、この映画で颯爽とデビュー・主演を飾ったジョン・ウェインも、この後、「駅馬車」まで雌伏を余儀なくされる羽目となる。
この映画に子役として出ているロバート・パリッシュは自伝を書いていて、その中でこの「ビッグ・トレイル」のエピソードに1章を裂いている。曰く「ウォルシュの顎割りパンチ」、この映画に出ている仇役のアイアン・キース、ヒロインを巡るウェインとの恋争いのお相手、このキースとロケに同伴していたウォルシュの奥さんとが出来てしまった。ボブはそれに気がついて、ウォルシュに言おうかどうかと迷っていた。しかしウォルシュはとうに気がついていたのだね。ウェインとの最後の殴り合い、ここでキースにパンチを入れたのはウェインで無く、腕の代役を務めたウォルシュであったというのだ。そして本作が公開されグローマン・チャイニーズのセメント版にウォルシュも名前を刻んだ其のとき、この大監督は”拳”をセメントに押し付けた。これは何だ?の問いに、監督曰く「ヒズ・マーク!」。このセメントの手型は、キースの顎にヒビを入れた証(マーク)の鉄腕ウォルシュの拳骨であったという訳だ。
( この話は結構作ってあるようだが、面白いね!)
パリッシュはこの「ビッグ・トレイル」には恐らく1シーンくらいしか写らないのだが、それでもギャラは週休45ドル取った。そしてヒロインの幼い妹を演じるヘレン・パリッシュはボブの妹なんだが、これは何と週休250ドルだった。そこでウェインは幾らかというとこれがたった週休75ドル。この額はプロデューサーのウィンフィールド・シーハンがウェインは新人だからということで決めたようだけど、この額でもウェインは当時はこれでも十分に満足したようだ。 -
No.3656
パタさん おはようございます。…
2018/12/02 11:40
>>No. 3655
パタさん おはようございます。
「ビッグトレイル」は長尺の大作西部劇でした。お書きのように、原題は「ハレルヤトレイル」だけど、邦題は”ビッグ”と大きくなりました。
冒頭、ライフルを受け取る先住民はロバート・ウィルクだし、酒が無くなると集会を開く鉱夫たちのなかには、リーダーのダブ・テイラーをはじめビング・ラッセルやビリーとダニーのボザージ兄弟の顔も見えて、西部劇ファンにはご機嫌なオープニングなのです。ドナルド・プリゼンスの、お書きの通りの、とぼけた味もいいですね。
この映画、始まりは長いオーバーチュアと呼ばれる序曲から始まります。このような序曲、そして途中に”休憩”のつく大作が、このころには沢山ありましたね。「北京の五十五日」「アラビアのロレンス」「西部開拓史」「ベン・ハー」「バルジ大作戦」などなど。映画が始まる前に、勇壮な音楽を聞いていると、否応がなしに気分が高揚して来るのでした。 -
No.3652
女神湖さん こんばんは。 …
2018/11/29 22:22
>>No. 3651
女神湖さん こんばんは。
>水を差す様な場違いな投稿
これは女神湖さんではなく、いけないのは始めた私の方で、ちょっと不用意な文章を投稿してしまったと反省いたしております。
パタさんにも、気を取り直して頂いて、また面白い投稿をお願いするといたしましょう。失礼をば! -
No.3648
パタさん おはようございます。…
2018/11/28 09:13
>>No. 3647
パタさん おはようございます。
>『人間魚雷回天』(松林宗恵・1955)
この作品も脳裏にありましたが、タイトルが思い浮かばなかったのです。ずっと昔、夏の終戦特集みたいな番組の放映だったように思います。
怖い映画は、人が死刑になるという、(一寸、趣味が悪いのですが)のも怖いですね。スーザン・ヘイワードの「私は死にたくない」。「冷血」。トニー・カーティスの方の「暗黒街の顔役」、印象に残っております。これらを手本に、犯罪を犯さないように、今まで生きてきました(嘘です!)。 -
No.3646
パタさん おはようございます。…
2018/11/27 09:52
>>No. 3645
パタさん おはようございます。
ウィリアム・フォークナーが、ホークスに協力した作品がもう1本あり、それが「ピラミッド」。これも前に書いたと思うけど、閉所恐怖症の私としては、この映画の最後を思い出すと、冷や汗脂汗が出てくるのであります!
同じく、閉じ込められるというと昔の潜水艦映画も怖いのです。ジョン・フォードの「最後の一人」、ロイ・ウォード・ベイカーの「暁の出航」。どちらも、思い出すのも怖い。「暁の出航」、ジョン・ミルズの部下を演じるリチャード・アッテンボローなど哀れをさそいます。
最近の宇宙船などの話は、これのバリエーションでしょうね。「エイリアン」なんかその最たるもので、どこにも逃げ場が無い。
IMDbは現在アマゾンの傘下にあるようで、ローマ字表記は日本へのサービスらしい。しかし、おもわず吹き出すようなタイトルは、やめて欲しいものです。

パタさん、椿さん、ズクさん、み…
2018/12/31 07:48
パタさん、椿さん、ズクさん、みちさん おはようございます。
いよいよ最終日、皆さんには大変お世話になりありがとうございました。
千秋楽なので、私の好きなジョン・フォードのことでも書いてお別れとしましょうか。先日発売されたブルーレイの「静かなる男」は、非常に奇麗な映像でした。この作品、いろいろなソフト、またエア・チェックをみてみたのですが、どれも満足な色彩のものは無かった。しかし、今回は違った、冒頭の夕景に浮かぶ建物、これはお城なんだけど従来のソフトでは、何か建物とは判るがタイトル・バックなので、はっきりとしないんです。このBDでは、これがはっきりとお城であると判った。そしてウィントン・ホーグのカメラは草木の一本一本まで写し出す。
さらにご機嫌なのは、モーリン・オハラによる音声解説が入って居る事。撮影秘話や、いままで評論家が解説してきた事柄を、いくどもそれは違う!と切り捨てるのは快感でした。一番面白かったのは、屋内の撮影は、一部教会を除き、総てハリウッドでの撮影とのこと、いつものフォード・マジックでありました。有名な墓場でのラブ・シーン、これもセット。モーリン曰く、ロケでは、こんな風に上手く雨が降ったり雷鳴がなったりしない!
それでは最後に。片岡義男風に「友よ、また逢おう」。サヨナラ!