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No.2536
きみと花の道を歩く
2013/06/27 00:19
いつか
花の色は
褪せてゆくものと
知っていても
わたしたちは
どちらともなく
互いに手をつなぎ
手を
つなぐことから
何もかもが始まった
深い哀しみが
鮮やかな喜びが
散りばめられた
花の道を
ゆっくりと
歩きはじめたのだった
やがて
青は
淡いさみしさに
紅は
淡いあきらめに
すべてが
変わり果ててしまった
後も
変わらないことを
願いながら
離れてゆく
手と手が
あまりに多いので
つないだこの手を
離さずにいることが
たった
それだけのことが
どんなに
むつかしいことなのかと
思い知らされる
それは
色鮮やかな
花束を抱え
手を差しのべてくる
優しげな誰かと
キスするよりも
きっと
ずっと
むつかしいことなんだろう -
No.2545
たんぴぃ☆
2013/07/03 22:34
>>No. 2539
たんぴぃの
身体が心配。。。
わたしも
気温と気圧の影響で
もうずっと
リンパ腺が腫れてるから
簡単に熱が出てしまって
ここのところ
雨降り前の
つばめみたいに
低空飛行の毎日です
わたし自身はね
いつもは大抵
自分のことを
幸せだと思っているけど
体力が落ちてゆくのを
認めざる終えなくて
この先どのくらい
この身体が
動いてくれるのだろうと
不安になってしまう時には
今在る幸せなんて
何ひとつ
眼に入らなくなっちゃうんだ。。。
思うけど
幸せって
わたし達の
想像付かないくらい
とても
とても
大きなもので。。。
その中に生きていると
本質を見ることなんて
できないんじゃないかな
その場所から離れて
高い場所から
遠くを見るようにして
その時
はじめて解るもの。。。
そんな気がするよ
きっと
宇宙飛行士になって
宇宙から
地球をながめた時
はじめて
その美しさと
素晴らしさに
気付くような。。。ね?
そこから離れて
もしくは
失いかけて
時には
本当に
失ってしまってから
その時になって
やっと気付いたり
思い知らされることが
あまりに多いもの
たんぴぃが
どのくらい大変で
辛いのかは
わたしには解らないけれど
もしも今
幸せの片鱗も
感じられないくらい
苦しい中にいるのなら
どうにかして
宇宙に
連れ出してあげたいと思う
生きるほど
多くのものを失ってゆくし
諦めと
哀しいことばかりが
どうしようもなく
増えてゆくけど
それでも きっと
どんな時でも
わたし達は
気付かない幸せに
包まれているのだとしたら。。。
わたし
たんぴぃと一緒に
それを
確かめに行ってみたい。。。
そう思うんだ -
No.2558
こんばんは☆
2013/07/22 22:32
梅雨明けから
ずっと猛暑つづきで
いろ儚さんが
心配してくださった通り
毎日
ぐったりしていました(;_;)
たんぴぃは大丈夫かな。。。
それも
ここ数日前から
朝晩は気温が下がるし
すこし
過ごしやすくなってきました
いろ儚さんは
お父様の一周忌も
あったんですね。。。
次から次へと
たくさんの想いが
あふれてくるのに
ゆっくりと
想い出に浸る時間も
なかったのでは
ないでしょうか
暑い中
本当にお疲れ様でした
それから
コオロギさんも
投稿が
消えてしまっていたのですね
わたしも
自分なりに想いを込めて
書き込んだ投稿が
消失した時には
本当に
がっくり来てしまいましたが。。。
どうも
ログインしてから
一定の時間が経過すると
エラーになるみたいです
なので
最近は
書き込みをコピーして
新しくページを開いてから
そこに
投稿することにしているのです
今度
試してみてくださいね
それと。。。
千葉さんの
個展のことですが
彼女に話したら
もう
二年も前のことなのにって
憶えていてくださって
ありがたいと
そう言って
喜んでいましたよ(^-^*) -
No.2573
果てしない青の夢
2013/07/31 00:09
眼もくらむ
太陽の下に咲き誇る
燃える花のようであった
季節は過ぎて
いつしか
ましろな道に落ちた
ひとつの影
さながら
罰を受ける人のように
とぼとぼと歩き続ける
黒い点は
押し黙り
いつまでも
歩き続けるしかない
その厳しさに耐えながら
ただ
ひたすらに歩き続けてゆく
この道を
たどってゆけば
その先に在るという
果てしない青を夢にみて
いくらか
涼しくなったと思ったのも
つかの間
また暑い毎日です。。。
強烈な陽射しに
眼がくらんでしまい
こころの言葉を
みつけるのにも
難儀しています(´ω`。)
日本中のあちこちで
猛暑に水害と
大変な夏ですが
みなさん
どうか 元気で
お過ごしくださいますように -
No.2574
手のひらの中の
2013/07/31 22:30
手のひらの中の小鳥よ
いつからか
おまえが
羽ばたかなくなったのを
知っても
わたしの瞳は
すっかり乾いてしまって
泣くことすらできなかった
震えるほどの口惜しさや
身体じゅうの血液が
流れ出てゆくような喪失感
息の止まりそうな悲しみを
思い出すには辛すぎる
記憶のすべてを
一瞬のうちに
目の前を
通り過ぎてゆく風景と
私が
そう決めてしまったから
あの日から
おまえは
その美しい白い翼で
羽ばたくことをやめてしまった
手のひらの中の
ちいさな小鳥よ
羽ばたいて
風よ唄って
星よ瞬いて
鐘の音よ
世界中に響きわたって
手のひらの中の
ちいさな小鳥よ
おまえのために
もういちど
わたしは
ここで泣いてみよう -
No.2584
コオロギさん こんばんは☆
2013/08/21 20:55
>>No. 2582
ご心配
おかけしてすみません。。。
この所の蒸し暑さには
本当に
かなり参ってしまって
仕事から帰ると
もうぐったりで
ひとまずは
ソファで仮眠を取らないと
その後
動き出せなくなるような
寝てばかりの毎日です(´ω`。)
それは
ともかくも。。。
コオロギさんは
ついに
おじいちゃんに
なられるのですね?? Σ(゚∀゚;)
実は
わたしも先日
生後四ヶ月になる
姪に会って来ましたが
県外なので
あまり会う機会は
ないのですけど
目の前にすると
やっぱり
可愛いなって思いました(^-^*)
新しい命が生まれて
すくすくと育ってゆく
それだけで
その場に居る
みんなの気持ちが
明るくなるから
子供って不思議です。。。
ふっくらとした
やわらかで
ちいさな手は
大切な何かを
真剣に
つかもうとしているようで
その懸命さに胸を打たれては
これから訪れる
まぶしい明日を
その子の瞳の中に
みつけることさえ
できるようで。。。
娘さんによく似た
元気で可愛い
赤ちゃんに会えるのが
今から
本当に楽しみになりましたね☆ -
No.2585
Re: ねぇあんた…
2013/08/21 21:13
>>No. 2583
ちあきなおみさん。。。
名前は知っていたのですけど
お顔をしっかり見たのは
これが初めてかもです(il`・ω・´;)
歌。。。というか
切ない結末のお芝居みたいで
以前に観た
阿部寛さんと
中谷美紀さんが主演された
昭和テイストの映画
自虐の詩を
思い出していました -
No.2593
ショクパンさん こんにちは☆
2013/08/31 16:51
>>No. 2586
どんなに
手を伸ばしても
届くはずない
あんなにも高い空に
そびえ立つ
白い入道雲は
わたし達の永遠の憧れだった
微塵の迷いもない白と
威風堂々とした佇まいに
きりもなく憧れた
あの頃
わたしだけは知っていた
その瞳に映る
あの空
あの雲
朝のひかりは
はしゃぐように踊り
風の囁きにも
さわわとさざ波立つ
やさしいあなたの瞳が
どんな時にも
果てしない憧れを
映しているのを
わたしは
いつもいつも
隣でみていたよ
これからも
みていたいと思う
いつまでも ずっとね
体調はいかがですか。。。
今年の夏は
ショクパンさん
お住まいの方は
梅雨から
ずっと
猛暑が続いてましたよね。。。
わたしも
パソコンを
起ち上げてはみるのですが
言葉が浮かばなかったり
浮かんでも纏まらなかったり
そのうち
睡魔に勝てなくて
寝てしまうのでした(´ω`。)
ショクパンさん
どうか無理は
なさらないでくださいね☆
ここは
ゆっくり
時間が流れてゆきますし
(それも これまで以上に?)
わたしは変わらず
お顔がみられるのを
楽しみに
いつでも
気長に待っていますから(^-^*) -
No.2600
終わりのない物語
2013/09/11 20:06
>>No. 2587
朝に夕に
昨日までとは違う
すずやかな風の吹く時
胸をかすめる寂しさに
ふと立ち止まる
過ぎゆく夏を
惜しむばかりに
金色に染まる空を
音もなく降りた群青の帳が
覆い隠してしまう時
カーテンを引く手が
心なしか早くなる
さみしい夜の気配が
部屋に入り込まぬように
だれが
教えてくれたんだっけ
夏の終わりは
秋のはじまりで
夜の冷たい
指先をたどれば
温かな朝の手を
そっと
握っているのですって
終わりばかりを
見せられてきた
わたし達のはずなのに
気付けば
終りのない物語の中に
生きている
どこまでも続いてゆく
繋がって
連なって
あてどなく
そして
果てしなく
遥かなる時を越えて
どこまでも続いてゆくんだ
奇跡のように幸福な
この終わりのない物語 -
No.2601
ひとり咲く花
2013/09/11 20:37
>>No. 2597
花のようにほほ笑んで
花のように涙しよう
わたしという
ひと茎の花に
与えられたものなら
強い日差しに
身じろぎもせず
灼かれたら
気まぐれ風には
吹かるるままに
身をゆだね
頬打つ雨の中には
瞳を閉じて
ただ
祈るように
花びらを合わせよう
ちっぽけなわたしには
気も遠くなるばかりの
広いひろいこの世界で
この地に生まれ
ここで出会えた
すべてに感謝して
ささやかに
ひそやかに
ここで
ひとり咲いてゆこう -
No.2609
あの日の青に
2013/09/17 23:06
まるで
何事もなかったかのように
澄み渡る空を見上げれば
思い出すのは あの日
あの時の青しかない
どんな時にも
真っすぐな瞳で
綺麗なものを
ただ きれいだと
無邪気に笑って そう言えた
あれは いつのことだろう
あの日
何よりも大切なものを
失くした朝
それまでと
少しも変わることなく
陽は昇り
空は澄み渡り
鳥は楽しげに飛んでいた
何よりも大切なものを
失くした朝だというのに
空は澄み渡り
残酷なくらいに
それはそれは美しい青で
そんな空を見上げては
なぜ
こんなにも綺麗だと
そう言って
わたしは泣いていたのだろう -
No.2610
カンパニュラ
2013/09/20 00:06
>>No. 2608
開け放した窓から
キュッキュッという
小気味良い
自転車のペダルを踏みしめる音が
聞こえてくると
窓辺に置いている
カンパニュラに水をあげるのが
わたしの日課になっている
たくさんの人たちの
数えきれない
想いを詰め込んだ
黒い革の鞄を
自転車の荷台に乗せて
あの人が
坂の下からやってくるのだ
遠い街で
炭鉱で働く夫は
病気で床に付きがちな妻へ
家政婦をする母は
祖母と暮らす幼い子供達へ
煙突掃除の少年は
肩を落とし
涙をこらえていた父へ
針子をする少女は
ほころびた古い人形を
大切な宝物と可愛がる妹へ
誰かが誰かを想いしたためた
大切な手紙を届けるために
雨の日
風の強い日
雪の日にも
けして休むことなく
彼は
あの坂を上ってくる
そうして
窓辺にたたずむ
わたしの姿を見つけると
少し照れくさそうに
帽子のつばを
親指でひょいと持ち上げて
決まってこう言うのだった
やあ
ジュリエッタ
今日も
君宛の手紙が届いているよ
そこで
わたしは今日も
釣鐘の形をした
白いカンパニュラの花から
顔を上げると
その時 初めて彼に
気付いたかのような素振りで
あら
どうもありがとう
今日は
お天気が良くてよかったわね
きっと
いつものように
そう答えるだろう
紅くなった頬を
白い花陰に隠しては
やっとの思いで微笑んで -
No.2615
短い手紙
2013/10/08 19:37
いつの頃からでしょう
秋になるときまって
どこからか
わたし宛の手紙が届くのでした
封を開ければ
変えられることのない
過ぎた日々を
揺り起こすかのよな
どこか懐かしい
花の香りが流れだし
ふいに
鼻先をくすぐられて
なぜだか涙がこぼれます
いつだったか
みごとな
夕焼けの余韻のように
ほんの僅かな時間だけ
淡いピンクや
すみれ色に染まる
雲をみながら
きれいと淋しいは
なんだか似ていると
だれかと
話したことがあったけれど
それならば
哀しいはどうだろう
哀しいは
何と似ていますか
あれから
わたしはその答えが
解ったような気がしています
堪えきれぬように
ちいさく震えていた
彼女の肩を抱いた
その時に
戻れない日々を
思い知らされ
幾度か
まばたきした後で
そっと伏せられた
彼の瞳に
枯れた花にも
水をやりつづけることを
止めない人に
その
ひたむきな笑顔に
そうして
こみ上げてくる想いの中に
わたしは
あの時の答えを
みつけられた気がするのでした
過ぎた日々は
変えられるはずもないけれど
哀しみは消えないままに
こうして
だれもが生きてゆく
そうして
哀しくて
愛しい日々は過ぎてゆくのです
この秋
わたしは
短い手紙を書きました
宛て先のない
短い手紙を書きました -
No.2646
みなさん こんばんは☆
2013/12/05 19:31
わたしの冬は
さざんかの葉の上で
日向ぼっこしている
冬のみつばちに
出会うことからはじまります
あの小さな身体で
華奢な羽で
寒空の下にも
こんな街中まで
花を探しては飛び回り
精いっぱいに
自分の仕事を成し遂げた
彼らは
ふと立ち止まり
どんな夢を
みているのでしょうか
太陽のひかりを
弾くように羽ばたかせていた
虹色のセロファンみたいに
儚くも美しい羽を
今はそっと休ませて
さざんかの花は
ひとひらずつ散ってゆきます
力尽きた花びらから
次つぎに
幾日もかけて
はらはらと散ってゆく
彼女たちの姿は
寂しくも美しいものです
華やかで
しなやかでありながら
最後まであきらめずに
耐え忍ぶ強さ
ひたむきな女性を
思わずにいられません
艶やかに咲き誇っていた
紅い花びらは
ひと仕事を終えた後の
静かな微笑みをたたえて
こぼれ落ち
冷たいアスファルトの上に
優しく降り積もってゆくのです
いろ儚さん コオロギさん ショクパンさん
しばらく
書き込みできずに
すみませんでした(´ω`。)
はじめてお見かけする
ネオ熊五郎さんも
書き込みしてくださって
みなさん
本当にありがとうございます。。。
スマホからは
毎日のように見ていて
みなさんの投稿を
ありがたく思いながらも
落ち着いて
返信するまでの余裕が持てなくて
ごめんなさい。。。
これから年末にかけて
ますます忙しくなるので
身体が持つかしらと
一抹の不安を抱きつつ(il`・ω・´;)
みなさんに
お会いできるのを
楽しみにしています(^-^*) -
No.2666
☆メリークリスマス☆
2013/12/25 19:24
見知らぬ人が
離れた場所に居る誰かに
想いを馳せている
ただ伝えるには
照れくさい言葉を
握りしめた左手は
ポケットの中に入れたままで
そうして選ばれてゆく
色とりどりの
美しい包装紙に
くるまれた箱には
赤や緑や金や銀のリボンが
大切な
約束のように結ばれてゆく
次つぎに
あなたの想う人の指先が
それを
そっとほどく時
ひとつの約束が果たされて
ひとつの祈りはきっと叶うだろう
その箱が開けられた瞬間
解き放たれるのは きっと
星よりも神聖で
月よりも
優しく強い光であるのだろう
わたしは
とても ちいさな
ちいさな箱に
ささやかな祈りをこめて
雪の結晶のような
銀のリボンを結んだ
みなさんの明日が
待ち遠しくて
たまらないくらい
まぶしくて楽しい
明日でありますように
いつまでも
いつまでも
いつまでも
そんな明日でありますように☆
-
No.2684
みなさん こんにちは☆
2014/01/11 17:24
流れながれて
千切れて ひとつ
ちいさな雲がひとつ生まれました
ちいさな雲が出会って ふたつ
手をとりあってやがては ひとつ
大きな雲がひとつ生まれました
けれども
つめたい風に流されては
流れながれて
千切れて ひとつ もうひとつ
散り散りとなって
やがては
消えてゆくのでした
わたしは
小さな頃から
空をながめては
雲をみるのが大好きで
青空に浮かぶ
真っ白な雲や
夕焼けのなか
紅や橙や菫色に染まる
その時々の
美しい雲の絵を
色鉛筆で
描いたりして遊んでいました
けれど
いつも同じような形
同じような色の雲をみつけるのに
同じ雲に出会うことは
ただの
一度もありませんでした
消えてゆく雲を
やるせない想いで見送りながら
その同じ空の片隅で
あたらしく生まれた雲をみつけては
とうてい
わたし達の力では及ばない
大きな
途方もなく大きな流れを思います
悲しみと喜びに満ちた
とても愛しい
この世界を思います
いろ儚さん コオロギさん
お元気そうでよかったです
たんぴぃも
顔を見せてくれて嬉しいよ(^-^*)
ショクパンさんはお元気かしら☆
今年が
みなさんにとって
良い年になることを願って。。。
つきなみ -
No.2690
コオロギさん こんばんは☆
2014/01/18 17:29
>>No. 2688
コオロギさんも
空を眺める人ですか。。。
忙しさに追われて
ふぅっと
ため息をつく時
近頃
空をゆっくり眺めていないなぁ
そんなことを思っては
なにやら無性に
寂しくなることがあるのでした
子供の時のように
ただ ただ
空ばかり眺めていた
その頃の
大人の私は
ひとつずつ大切なものを失って
あんなにも
寂しい時であったというのに。。。
そんな自分を
懐かしく
思い返してしまうだなんて
我ながら
なんだか可笑しいな。。。
人は空を見上げて
なぜだか無口になって
それぞれが
そこに何を映しみるのでしょう
空を眺めることの好きな人は
どうしようもなく
手の届かないものに憧れてしまう
永遠の夢追い人
。。。なのかも知れませんね(^-^*) -
No.2691
冬の原は白く
2014/01/18 18:56
>>No. 2689
ふわり宙に舞い上がり
風に遊ぶように
くるくると回転しては
観客の声援に
まぶしい笑顔をかえす
指の先から
つま先までも美しい
すっきりと
伸びやかな手足
その人は
自由で優雅な
一羽の白鳥のようだった
フユコは
憧れのその人になったつもりで
スケート靴の紐をキュッと結び
いつも
スケート場に降り立つのだった
あんなにも高くジャンプして
眼にも留まらぬ速さで
くるくると回転して
見える世界は
いったいどんなだろう
あの人と同じ景色が見てみたい
フユコはそう思い立ち
一度だけ彼女の真似をして
ジャンプを試みたことがあった
スピードを上げて
今だと思った瞬間に
湖の水を含んだ氷を
力いっぱいに蹴った
すると
ふわりと身体は舞い上がり
嬉しくて胸が躍った
そして
自分を取り巻く世界が
半回転したかと思うと
着地の瞬間
足がもつれ
フユコは
思い切り転んでしまったのだった
冷たさと痛さから
我に返って
座り込んだまま
足元をみれば
青い雪の結晶が編み込まれた
ノルディック柄の
お気に入りの白いタイツは破れて
血がにじんでいる
後になってから
氷の上に打ち付けた
手のひらや腰も
ひどく痛み出してきた
そんな自分の有り様に
フユコはすっかり気落ちしてしまい
冷たいのか痛いのか悲しいのか
よく分からないまま
涙だけがあふれて
頬は
みるみるうちに冷たくなっていった
そんな時
立てるか?
誰かが
話しかけてきたのだった
目の前に広がる
涙でくもった
白いもやを払うように
ひとりの
見知らぬ男の子が
手を差し出して
よいしょ、と
フユコを思いやりながら
ゆっくりと
立ち上がらせてくれた
ありがとう
気恥ずかしさから
口の中でぼそぼそとお礼を言うと
男の子は
青いダウンベストのポケットから
ごそごそと絆創膏を一枚出して
フユコに手渡し
そのまま逃げるように
滑って行ってしまったのだった
もしかして
あの時の男の子ってー
フユコは
ぼんやりとした面影を
丁寧に指先でなぞるように
思い出していた
今度
ソラタに会ったら
ねぇ
そのポケットの中
チョコレートと一緒に
絆創膏も入れてるの?
そう訊いてみよう
すると
知らぬ間に
くすりと
ちいさな笑いがこぼれ
次にソラタに会うのが
ものすごく楽しみになった
フユコなのだった
新たに登場した
フユコちゃんが
ずっと
気になっていました(* ̄m ̄)
白い湖のスケートリンクで
白い少女が
すいすいと優雅に滑る姿を
思い描くと
それは
夢のように素敵で。。。
いしいしんじさんの
「絵描きの植田さん」の
詩のように美しいシーンを思い出して
また読んでみたくなりました☆ -
No.2695
空
2014/01/22 19:56
>>No. 2694
空に映る風景は
流れてゆくからいいのです
明日の予定や
約束事を書いたメモを
まるで
ピンで刺すみたいにして
今この時を
留めておくことが
できないからいいのです
それまで怖くて
眼をそらしてきたもの達さえ
空にだったら
何気なく
映しみることもできたりするのです
遥か昔
過ぎ去ったはずの時間や
記憶の底に沈めたままの鏡
それとも
ずっと遠い未来
それは
わたしなど
もう とうの昔に
居なくなったのちの
ずっと
ずっと
遠い未来だとか
空は そう
流れてゆくからいいのです
東雲を染めた薄紅も
今はもう
西から茜に染まってゆきます
そうして
たちまちに
何もかもを
呑み込んでしまう
群青に変わってゆくでしょう
だあれも居ない
わたしはもちろん
あの人も
あの子も
どの人も
みんな
みんな
居なくなってしまった
群青の夜
きらきら
きらきら
すっかり
寂しくなってしまった
群青の空に
またたくのは金色
きらきら
きらきら
光のまたたくような
かすかな声が聞こえます
きらきら
きらきら
もうすぐね
朝が生まれてくるんだよ
それは
ひそやかな
星たちのささやきです
いろ儚さん
年明けから
色々なことがありましたね。。。
余計なことは
いくらでも書けるのに
肝心な言葉が
みつからなくてごめんなさい
それでも
わたしも
ほんの少しだけでも
哀しみや寂しさを
分かち合えたら。。。
そんな気持ちで此処にいました
。。。かんな屑
実は
わたしの亡くなった父は
身体を壊すまで
自営で
建築関係の仕事をしていたので
日曜大工はお手の物で
わたしが
ちいさかった頃には
我家の庭でも
かんな屑がごっそり出て
風に揺れている。。。
なんて光景はよくありました
。。。懐かしいな
それとね
わたし
子供時代は
あれが削り節だと
真剣に思っていました(il`・ω・´;)

六月
2013/06/23 23:38
頬に触れる風は
ひんやりと雨の匂い
やわらかな土に
足を取られ
踏みしめるほど
沈んでゆくようで
静かな
それは
とても静かな
深い
ふかい海の底を
ゆっくりと
歩いてゆく六月です
ふり返れば
たくさんの
ちいさな花を集め作った
花束みたいな哀色の花が
咲いています
それは
誰にとっても
切ないほどに
優しく
懐かしい花であるので
あまりに離れがたく
ふり返り
幾度も
ふり返りながら
ゆっくり
ゆっくりと
歩いてゆくしかないのです
あなたも
そして わたしも
誰もみな